2019/02/19国際医療福祉大学副大学院長の中村秀一さんの瑞宝中綬章受章をお祝いする会に参加
現在、国際医療福祉大学副大学院長の中村秀一さんが、かねて厚生労働省の老健局長をされている時に、私は三鷹市長として「介護保険制度の見直しに係る意見・要望の提出について(要請)」を行いました。また、社会・援護局長をされていた時に、私は2007年10月から局長の諮問機関として設置された「これからの地域福祉のあり方に関する研究会」のメンバーの一人を務めました。
この研究会は11回の検討を重ねて、2008年3月に報告書をまとめました。この研究会で、私は多くの地域福祉の事例を共有する過程において、三鷹市社会福祉協議会の「ほのぼのネット」の取り組みや「地域ケアネットワーク」の取り組み等を紹介し、地域福祉における「協働」の意義について報告しました。幸い、最終報告書では、少子長寿社会において地域で新しい支え合いが広がっていくことが重要であるとともに、地域における新たな支え合いは、住民と行政との「協働」の下に行われるものであり、行政は「協働」の相手方として重要な役割を果たすことが提案され、現在の地域福祉の理念の基礎となる「協働」の概念が提起されました。
さて、中村さんは、その後厚生労働省を退官されたのち、内閣官房社会保障改革担当室長としてご活躍され、その折にも基礎自治体の現場からの声をお伝えしました。そのようなご縁から、昨年11月3日に叙勲を受けられたお祝いの会に、発起人の皆様からご案内をいただきました。
実は、中村さんの奥様は私の慶應義塾大学法学部政治学科在学中に同じゼミナールで学び合った同期生であり、大学院でもご一緒に学んだ学友です。そこで、中村秀一さんとの公務を通じたご縁があってお招きを受けた祝賀会で、お久しぶりの同期生との出会いにも恵まれたのです。
会場では、ご来賓の日本医師会及び世界医師会の会長である横倉義武先生とお目にかかりました。また、にっぽん子育て応援団を創設した際にご一緒した発起人同士というご縁のある評論家で東京家政大学名誉教授の樋口恵子さんともお目にかかりました。また、中村さんがご活躍された厚生労働省の鈴木俊彦事務次官、吉田医政局長、大島一博老健局長ともお話ができました。中村さんご夫妻のおかげさまで、有意義な出会いと対話の時間をいただきました。