2019/02/26立川市にある東京都流域下水道本部を訪問
三鷹市の下水道については、立川市にある東京都下水道局流域下水道本部と密接な連携をはかっています。そこで、私は、立川市の本部に、中島義成本部長を訪問し、管理部長、技術部長、技術部計画課長、管理部管理課長も同席のもと、今年も流域下水道についての連携を深めていきたい旨をお話ししました。と申しますのも、三鷹市にとって、流域下水道の整備は重要な課題の一つだからです。
三鷹市では昭和48年(1973年)に第3代三鷹市長の鈴木平三郎さんの強力なリーダーシップのもとで、日本で初めて公共下水道100%普及を達成しました。
下水道には公共下水道と流域下水道の二つがあり、公共下水道は市が処理施設を設置し管理するもので、流域下水道は都が処理の事業主体となるものです。三鷹市は全国に先駆けて下水道を普及したので、当初から市が設置管理する三鷹市新川の東部水再生センターで下水が処理されてきましたし、現在も約40%の区域の下水を処理しています。そのほかの区域の下水は、区部下水道や流域下水道の幹線を経て大田区にある東京都森ケ崎水再生センターまで送られて処理されています。
流域下水道については、東京都が平成21年に36年までの15年間を想定した『多摩川・荒川等流域別下水道計画』を策定しており、三鷹市の東部水再生センターを廃止して、流域下水道へ編入することが位置付けられています。しかしながら、現時点まで具体的な計画実現の進展がないことから、三鷹市では東部水再生センターの更新が不可欠であり、平成30年度に耐震化工事を完了し、来年度も必要な改修を行い長寿命化を図っています。
今後とも、安全で衛生的な市民生活の大切な基盤の一つである下水道についてしっかりと取り組んでいきます。