2019/03/17三鷹市星と森と絵本の家「絵本縁日2019」での創り手の皆様との出逢い
三鷹市大沢の自然科学研究機構国立天文台の構内にある「三鷹市星と森と絵本の家」は、三鷹市が国立天文台と協働して、天文台構内に大正時代に建てられた旧1号官舎の部材を活かして復元し、平成21(2009)年7月7日に開館したユニークな施設です。
毎年3月に開かれている「絵本縁日」は、子どもたちのスタッフによる綿あめやクレープなどの模擬店、「星と森と絵本の家フレンズ」によるオリジナルグッズの販売、絵本に関連した多様な市民グループが出店しています。今年は、20以上のグループの出店者の中で、三鷹市ゆかりの絵本の創り手との出逢いがありました。
お一人は三鷹市在住のU-sukeさんです。U-sukeさんはオーストラリアのメルボルンに留学中に「illustre展」で最優秀賞を受賞、帰国後にイラストレーターや絵本作家として活躍され、2015年にイタリア・ボローニャ国際絵本原画展に入選されました。2018年8月には『プロペラちどり』(フレーベル館)を刊行されていることから、今年の縁日では「ワークショップ・ひこうきづくり」を出店されました。
お二人目は三鷹市出身の歌人の天野慶さんで、三人目は三鷹市在住のはまのゆかさんです。天野さんは『歌集 つぎの物語がはじまるまで』(六花書林)『はじめての百人一首ブック』(幻冬舎)を出版されている歌人ですが、三鷹市在住のはまのゆかさんが絵を描かれ、天野さんが文を書かれて出版された『ママが10にん!』(ほるぷ出版・2018年)の作者として「はまの&あまの ゆかいな絵本 読み聞かせと絵本販売」の出店をされていました。お二人は『だめだめママだめ』(ほるぷ創作絵本・2011年)でも注目されていた、母親としての体験と実感をこめた作品を生み出されています。
こうして、絵本との出逢いだけでなく、三鷹市ゆかりの絵本作家の皆様とも出逢える「絵本縁日」には、まさに人との「ご縁」がちりばめられていました。