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都電荒川線に乗って、荒川区役所を訪問

都電荒川線に乗って、荒川区役所を訪問

三鷹市で多くの名作を書き残した作家の吉村昭さんは、荒川区のお生まれです。
そこで、荒川区の西川太一郎区長とは吉村昭さんの顕彰事業や吉村昭さんの奥様の作家・津村節子さんの顕彰事業に関するご縁から、いろいろとお話をする機会をもってきました。

西川区長は、これまで8年にわたり東京都特別区長会の会長をおつとめであり、私は三鷹市長に16年間在任中の最近の4年間は東京都市長会の副会長を務めていた関係で、市区長会の役員同士としての対話も多く交わしてきました。
また、特別区長会の会長は、東京都後期高齢者医療広域連合の連合長を務められており、私はこの数年間、東京都市長会から選出されて広域連合の理事を務めていましたので、医療保険の持続可能性とサービス内容の充実についても多くの協議をさせていただいてきました。

5月30日の午前中、私が三鷹市長を退任した挨拶と共に、西川区長が長きにわたり務められた区長会の会長を退任されたことに感謝を述べたいと思い、荒川区役所を訪問しました。

三鷹市から荒川区役所に行く交通ルートは多くありますが、今回は山手線の大塚駅前から都内に一路線だけ残る「都電荒川線(愛称:東京さくらトラム)」に乗って「荒川区役所前」まで、向かうことにしました。

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荒川区役所

都電が走る荒川区、北区、豊島区の住民の皆様はボランティアで沿線のバラを育てています。
たとえば荒川区の沿線にはバラが140種、約1万3千株も植栽され、春と秋のバラの咲く季節には、三ノ輪橋、荒川二丁目、荒川遊園地前の各停留場周辺、荒川二丁目南公園の花壇等に見事に咲く花が多くの人たちを楽しませているとのことです。

そして、5月7日から5月末日までは「都電バラ号」の運行もしているとのことですが、私が乗ったのは「都電落語会」の車両でした。
個性的な車両の運行も都電の魅力の一つと言えるかもしれません。

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都電落語会の車両

さて、西川区長は、東京都特別区長会の会長でいらした昨年度、2018年6月に「特別区長会調査研究機構」を設立されました。
要綱によれば、本機構は「特別区や地方行政に係わる課題等について、大学その他の研究機関や国、地方自治体と連携して調査研究を行い、特別区長会における諸課題の検討に資するとともに、特別区の発信力を高めることを目的とする」組織です。

私は昨年度、神野直彦日本社会事業大学学長/東京大学名誉教授、大森彌東京大学名誉教授、宮本みち子放送大学/千葉大学名誉教授、青山佾明治大学名誉教授をはじめとする皆様とご一緒に、本機構の顧問という役割をいただきました。
(リンク:特別区長会調査研究機構顧問メッセージ

市長に就任する前の大学教員時代に、当時の特別区協議会で、特別区の基礎自治体化についての議論に参加していたことなどのご縁もあり、今後も特別区の政策課題の調査研究にご協力することを通して自治の推進に貢献したいと、本機構のいわば「産みの親」である西川区長と話し合いました。

なお、荒川区長の訪問を終えて、すぐお隣にある荒川消防署に、昨年9月まで三鷹消防署長を務めていらした秋葉洋一署長をお訪ねしました。
三鷹消防署長のご経験を活かして、木造住宅密集地域が多い荒川区での防火防災に努められ、火災が減少しているとの嬉しいご報告を受け、三鷹消防署長ご経験者のご活躍を心強く思い、荒川区を後にしました。

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