全国市議会議長会事務総長の宮地毅さんと対話しました
こども家庭庁には7月に長官官房に【地方連携室】が設置され、これまでの【地方連携担当】の岩﨑林太郎企画官の後任として着任した吉村顕さんが室長に就任しました。
私は2022年度に【こども家庭庁設立準備室】の政策参与として、主として、【自治体とこども家庭庁との連携】についての活動に参画しています。
2023年度からは創設された【こども家庭庁】の参与として、引き続き主としてこども政策に関する【自治体とこども家庭庁との連携】に関する活動に参画しています。
そこで、これまでの取組みを踏まえて、今年度【地方連携室】が創設されたことは大変に喜ばしいことであり、心強いことです。
そして、室長に着任直後の吉村室長と私は、7月8日、【こども政策に関する国と地方の協議の場】が開催された会議室で、全国知事会会長の村井嘉浩・宮城県知事及び中島事務総長とお目にかかることができました。
全国市長会会長の松井一實・広島市長、全国町村会会長の吉田隆行・広島県坂町長とは、オンラインでお目にかかることができました。
その後、吉村室長と私は、全国市長会、全国町村会、指定都市市長会、中核都市市長会、特別区区長会、全国都道府県議長会、全国市議会議長会、全国町村議会議長会などの、地方団体の会長、事務総長・事務局長はじめ事務局の皆様との【地方連携室】としての対話の機会をご一緒に、あるいはそれぞれに持ってきています。
たとえば、7月には全国市議会議長会社会文教委員会で、吉村さんが「こども家庭庁の取組み」について報告しました。
そして、別の日に、全国市議会議長会の事務総長の宮地毅さんとも対話の機会を持ちました。
宮地さんも、今夏に前任の橋本嘉一事務総長を引き継いで就任されたばかりです。
宮地さんは、私が三鷹市長在任中には、住民基本台帳等を所管する総務省自治行政局住民制度課長や行政課長、大臣官房総括審議官(マイナンバー情報連携、政策評価、政策企画担当)などをお務めでしたので、三鷹市を含む自治体とのつながりが深く、私とも大変にご縁があった方です。
加えて、京都府地方課長・財政課長、高知市の助役、北海道総務部長など、自治体行政での経験も豊富であるとともに、2019年には内閣府政策統括官(沖縄政策担当)として、沖縄振興にも活躍されています。
その日、宮地さんとは、自治体は国の議院内閣制とは異なり、それぞれが選挙で選ばれる首長(知事・市区町村長)と議会の【二元代表制】であり、【こども基本法】の規定に基づき、首長も議会も、こども・若者の意見を聴く機会を整備し、その反映に努めることが義務となったことを確認しました。
そして、その義務を果たすために、それぞれにどのように【こどもまんなか】の適切な取組みを進めて行くか、どのような連携が可能かなどの課題について、国と自治体の間でも、自治体同士でも、有意義な情報共有を進めて行くことが必要であると語り合いました。
さて、宮地さんは2002年からの3年間は和歌山県の総務部長をされていたのですが、吉村さんも、7月に着任されれるまでの約3年間、和歌山県の総務部長をされていました。
和歌山県の総務部長と言えば、全国市長会の稲山博司事務総長も、かねて和歌山県の総務部長をお務めでした。
こども家庭庁の渡辺由美子長官は、和歌山県福祉保健部児童家庭課長及び企画部企画総務課長のご経験があります。
こうして、偶然とはいえ、今、ご縁のある皆様が和歌山県の総務部長や課長をされていたという不思議な【ご縁】を感じます。
実は、私の父は和歌山県の出身ですので、私には和歌山県の血が半分流れていることから、こども政策を中心に、自治体と国との連携に関わる取組みをご一緒しているご縁のある皆様が和歌山県とのご縁があることを【奇しきご縁】であると感じています。
いずれにしても、【こどもまんなかまちづくり】の最前線は自治体であり、地域社会です。