三鷹市民文化祭【秋の茶会】に参加し、米寿の輝きと小学生のきらめきに触れました
文化の日の午前中は、恒例の三鷹市市民文化祭・三鷹市茶道連盟主管の【秋季茶会】に招かれて、更生保護女性会の会員同士である友人の林さんと一緒に参加しました。
一席目は裏千家の中野宗香先生が席主を務められる南座敷に伺いました。
この席のテーマは【米寿】でした。
中野先生はまもなく米寿を迎えられるということ、前会長の阿部節子先生が米寿を迎えられたことにちなんで選ばれたとのことです。
掛け軸には『静心』とあり、宗家が【米寿】を【楽寿年】と書いてあります。
茶道を究めようとされていることが【米寿】を豊かに過ごされていることを感じました。
ニ席目は、立礼式の広間に伺いました。
席主は表千家の杉山宗則先生です。
私はまことに不調法ではありますが、正客を務めさせていただきました。
テーマは【南都八景】ということで、掛け軸は【猿澤の池の月】と【東大寺の鐘】です。
杉山先生はこのテーマについて、丁寧に説明してくださいました。
そこで、お菓子はその2つをイメージする2種類でした。
そこで、お茶は濃茶で、2種類のお菓子の風味を引き立てるお手前でした。
この席で特に印象的でしたのは、2人の小学5年生のこどもたちが、お茶を運んだり、お茶碗を戻したりと、大活躍だったことです。
2人は小学1年生から、祖母のおすすめでお稽古を始めたそうです。
とても楽しそうに、背筋を伸ばして自信を持って取り組んでいる姿は麗しい中にも頼もしい限りです。
私の孫娘も同い年の小学5年生ですが、祖母の私が茶道を進める【粋】ではなかったので、彼女たちのようにこのお茶席の雰囲気を知るような機会を提供できなくて申し訳ない気持ちになりました。
お茶会を通して、【米寿】の輝きと、【こどもたち】のきらめきの両方を感じる機会を得て、日本文化の1つである【茶道】の伝統
の強みを再確認しました。