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全国都道府県議会議長会の正副会長とこども家庭庁渡辺長官の面談に同席しました

全国都道府県議会議長会の正副会長とこども家庭庁渡辺長官の面談に同席しました

全国都道府県議会議長会の会長(山本徹富山県議会議長)はじめ7名の副会長の皆様が髙原事務総長とともに、こども家庭庁を来訪され、渡辺由美子長官に【人口減少に打ち勝つ新たな地方創生の推進に関する決議〜若者や女性にも選ばれる地域をつくり、結婚やこどもを持つことに希望が持てるように〜」を手交されました。
私は、こども家庭庁参与として同席しました。
7名の副会長は北海道議会の冨原亮議長、青森県議会の丸井裕議長、福井県議会の宮本俊議長、滋賀県議会の有村國俊議長、岡山県議会の久得大輔議長、香川県議会の松原哲也議長、沖縄県議会の中川京貴議長です。 

山本会長は、次の6項目について丁寧に説明されました。
1.国としての目標の明示、総合多岐に対策を推進するための司令塔の設置
2.国の取組と地方への強力な支援
3.若者や女性に選ばれ、定着する地域づくり
  「若い女性に選んでもらえる地域、若者が定着する地域をつくる」
4.大規模災害のリスク等を踏まえたバランスのとれた国土形成、東京圏一極集中是正などの取組
5.結婚、家庭・こどもを持つことに希望が持てるような結婚観・家族観の情報発信や機運醸成、地域への郷土愛を育む取組
6.地方議会においても地方創生に取組んでいく決意表明

中でも、特に、次の内容について強調されました。
①自治体の財政力による子育て支援の格差が生じないよう、こども医療女性や高校授業料、学校旧宿の無償化など、国による全国一律の支援策の実施
②未婚化・晩婚化をを踏まえ結婚を後押しする取組や子育て支援策の拡充を行う自治体の財政支援の充実(インセンティブの付与)
③子育ての孤立化を防止し、安心して子育てできる環境整備(様々なニーズを踏まえた地域の子育て支援拠点の充実、保育の質の向上、病児保育の利用要件の緩和等)、子育てに優しい機運醸成
④中小企業における育児休業の取得促進、代替人員の確保に係る支援策の拡充

渡辺長官は、決議の説明について傾聴され、【こども未来戦略】に基づくこども家庭庁の取組みについて説明されるとともに、内閣府や厚生労働省等他の府省との連携の取組についても紹介されました。
また、会長、副会長の皆様は、特に【個人の多様な価値観を尊重した上で、結婚、家庭・こどもを持つことに希望が持てるような結婚観・家族観のポジティブな情報発信】【国のこども未来戦略「加速化プラン」や各自治体での取組などにより、我が国の子育て環境が充実していることの周知、啓発】についても、触れられました。
渡辺長官からは、こども政策担当大臣主宰の「若い世代の描くライフデザインや出会いを考えるワーキンググループ」をはじめとして、若者の声を聴き、それを政策に反映している取組を紹介されました。

私は、昨年10月に開催された全国都道府県議会議長会の【地方創生懇談会】には、こども家庭庁の竹林悟史審議官と私が伺い、竹林審議官の少子化対策に関する説明の後の意見交換で、【若者が結婚やこどもを持つことに希望が持てるような機運醸成】の必要性に関するご意見が多くだされたことを心強く思っていることをお話ししました。
そして、こども家庭庁の2024年度補正予算や2025年度予算案には、若者のライフデザイン支援や、結婚支援に関する施策が多く盛り込まれていることを紹介しました。
この日、正副会長の皆様は総理官邸、内閣府、総務省等にも決議をもって要請されたとのことです。

都道府県の二元代表制の一翼を担われている議長会の皆様の熱心なお取組みに敬意を表します。

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