多世代交流の茶道教室で、小学生が点ててくれたお茶をいただきました
鷹南学園三鷹市立東台小学校の地域子どもクラブ「くすのきっず」と、地域ケアネットワーク新川・中原(ケアネットしんなか)の連携による「茶道教室」が開催され、ケアネットのメンバーとして参加しました。
この茶道教室は、この間、くすのきっずでは年に一度開催されている事業の1つです。
そして、2023年度に、初めてケアネットしんなかとの連携事業として、その年の秋に開催されました。
その際の好評を受けて、2024年度も実施することになり、2月に実施したものです。
実は、継続にご理解をいただいていた、茶道教室でご指導いただいていた大日本茶道学会の教師である平井寳先生が、残念ながら急逝されました。
そこで、継続が懸念されましたが、幸い、資格をお持ちの次女の平井華子(はなこ)先生にご指導いただけることとなりました。
そして、この日、お母様の京子さん、お姉様の暁子(さとこ)さん、ボランティアの本田さん、くすのきっず代表の中村裕子さん、ケアネットしんなか副代表の小田切茂美さんが平井華子先生をサポートしてくださいました。
まずは、東台小学校の1年生から6年生までの約30名が、茶道についての講話を聴き、お茶のたて方を練習するとともに、お茶のいただき方を学んでから、ケアネットのメンバーが部屋に招かれました。
そして、6名ずつの児童が順番にお茶をたてて、ケアネットのメンバー一人ひとりの前にお茶を運んでくれました。
私は畑谷代表、大戸副代表と並んで、一番最後の順番でお茶をいただきました。
私にお茶をたててくれた児童は、しっかりと目を見て、「どうぞ」と言ってくれました。
お茶の味はふくよかで、とても味わい深いものでした。
平井華子さんが、児童の皆さんに、「お茶をお出しして、お客様がどのようにお茶を味わっていただいているのかをしっかりと見届けることも大事です。茶道とは、人と人との、お茶を間においたコミュニケーションなのです」と説明されると、こどもたちは、大きくうなづいて、ケアネットのメンバーを見つめてくれました。
畑谷代表がお礼の挨拶の中で、「皆さんは、今日、茶道に初めて出会い、お茶をたてたのですか?」と尋ねると、全員がうなずきました。
小学生とケアネットのメンバーやケアネットの呼びかけで参加した皆様は、相対的に高齢者が多かったので、まさに【多世代交流】による茶道教室となりました。
初めて茶筅を使いながら、まごころ込めてお茶をたててくれたこどもたちの真剣な眼差しが、参加者の心に届く茶道教室のひと時でした。


