こども食堂・新型コロナウイルス対策緊急支援プロジェクト中間報告オンラインセミナーに参加しました。
本日午後、Zoomを使用したNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ主催「こども食堂・新型コロナウイルス対策緊急支援プロジェクト」中間報告オンラインセミナーに約200名の参加者と共に参加しました。
湯浅誠理事長は、基調報告で、
全国のこども食堂 を対象としたアンケート調査によれば、#新型コロナウイルス 感染症対策の緊急事態宣言が発令されている現状において、こども食堂の4割は休止、1割は実施、お弁当や食材配布をするフードパントリーを行う事例は5割弱で、合計して約56%のこども食堂が活動を継続している。
こどもたちの心のケア、安否確認、孤立防止、ストレス緩和、虐待予防 などに役立っている。
現状から考察される課題は、公衆衛生のサイクル、経済危機のサイクル、生活危機のサイクルのバランスをいかにはかるかということにある。
そして、今後のこども食堂やこどもの居場所を巡る基本コンセプトは「今日をしのぐ」と「明日をひらく」ということであり、こども食堂等と自治体、民間企業や関係団体が協働して、こどもたちを真ん中に置いた、よりインクルーシブな地域づくりを進めていこう。
と話しました。
その後、山口県宇部市、東京都八王子市等での実践報告や課題を共有し、食材等の寄付をされている企業の生の声も聞きました。
学校の一斉休業やテレワークにより出勤を抑制する対策などが行われている新型コロナウイルスによる危機を克服する過程では、家庭や地域で過ごす時間が大人も子どもも増加しています。
そこで、家庭や地域での望ましい人間関係の模索が行われているのか現在であり、新型コロナウイルス終息後の家庭、学校、地域での真の「共生」が実現するためにも、こども食堂の役割が改めて期待されているのではないかと感じました。
「新型コロナウィルス対策緊急プロジェクト」中間報告はこちらから。
https://musubie.org/news/2109/