全国こども食堂支援センター・むすびえが「むすびえ基金」を創設しました。
全国こども食堂支援センター・むすびえは、こども食堂が実施するフードパントリーや宅食など新型コロナウイルス緊急対策に対し、資金支援する助成制度「むすびえ基金」を、個人・法人の寄付により創設しました。
むすびえの皆様はこのように考えます。
子どもたちは今年、異例づくめの中で「こどもの日」を迎えようとしています。
2ヶ月に及ぶ休校、外出自粛、緊急事態宣言……学校にも行けない、友だちにも会えない、勉強もできない、思いっ切り遊べないという中で、すべての子どもが不安とストレスを抱えていると言っていいでしょう。
その中に、さらに気がかりな子どもたちがいます。
保護者の収入が減って食事にも事欠く子、在宅化が虐待リスクを高める子、どこにも居場所を見出せない中で追い込まれていく子たちです。
その子たちにも無事に「こどもの日」を迎えてほしい、そしてコロナ危機を乗り切ってほしい……そうした願いを込めて、全国のこども食堂が今、さまざまな活動を展開しています。
私たちの緊急アンケート(4月13〜17日実施。35県231箇所が回答)によれば、こども食堂の開催10%、フードパントリー(食材・弁当配布)や宅食(その配達)を行っている団体46%です。
そこで、こうしたこども食堂を支援するため、以下の新規事業を同プロジェクトの下で実施することにしたのです。
1:こども食堂・フードパントリー等を支援する助成金の創設
2:地域での子どもたちの生活をよく知る小児科医の監修による「こども食堂・フードパントリー 開設簡易ハンドブック」の作成
3:こども食堂・フードパントリー等におけるチャイルドラインのカード配布
まずは、第一弾の、こども食堂、フードパントリーを支援する助成金の公募が始まりました。
私はこの助成金の選考委員長をお引き受けしました。
全国のこども食堂関係者の皆様、是非、ご応募をご検討ください。
基金の趣旨や助成金の応募要項はこちらから。