2020年桜桃忌に三鷹市禅林寺を訪問しました。
6/19は太宰治の誕生日で、ご遺体が見つかった桜桃忌の日です。
三鷹市下連雀の禅林寺に今年も墓参に行きました。
禅林寺のご住職の木村得玄さんとは、コロナ禍で外出を自粛していたことから、お久しぶりにお目にかかりました。
話題の一つとして、「芥川賞候補の太宰治のお孫さんである石原燃さんの『石原』という姓は、太宰治の妻の美知子さんの旧姓と同じですね」と話しました。
コロナ禍であり、冷たい雨降る日で例年よりは墓参の人は少ないようではありましたが、それでも途切れることはありません。
手向けられたサクランボ🍒や生花💐に加えて、太宰治を愛する人々の想いが雨に濡れる墓碑に静かに向けられています。
私は「お孫さんの石原燃さんがぜひ芥川賞を受賞されますように」と墓前に祈りました。
そして、お隣の津島家のお墓に眠る、惜しくも4月に逝去された太宰治のご長女の津島園子さんのご冥福を心からお祈りしました。
津島園子さんには、私が三鷹市長在任中に「太宰治が生きたまち・三鷹」の文学のまちづくりで格別のご理解と貴重な資料のご寄託をいただきました。まことに深い御恩をいただきました。
名残惜しい想いで、しっとりと雨に濡れる禅林寺をあとにしました。