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長崎の原爆の日から75周年を迎えて。

長崎の原爆の日から75周年を迎えて。

本日、「被爆75周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が午前10時45分から開催され、インターネットで同時中継されます。
被爆75周年の今年、改めて原爆で犠牲になられた皆様に哀悼の意を表し、今なお困難に直面されている原爆被害者の皆様、ご遺族・ご家族の皆様に、お見舞いを申し上げます。

三鷹市長在任中の私は、2010年のこの日、三鷹市制施行60周年記念平和事業として、市立中学校の生徒と一緒に、「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参列しました。
また、2017年のこの日にも平和祈念式典に参列するとともに、前日には 「第9回平和首長会議 総会」にも参加し、田上富久長崎市長 (日本非核宣言自治体協議会会長)、山崎善也綾部市長(世界連邦宣言自治体全国協議会会長・写真右)をはじめ、平和首長会議に世界から参集された自治体の首長の皆様と対話しました。

いま、コロナ禍にあって、引き続き、核兵器のない平和が希求され確保されなければなりません。
核兵器のない平和、非核平和を願いつつ、6日の広島への祈りとともに、長崎の慰霊と平和に向けて祈りを捧げます。

「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」において、長崎市の田上富久市長は『平和宣言』で、次のように呼びかけました。

「世界の皆さんに呼びかけます。 平和のために私たちが参加する方法は無数にあります。
今年、新型コロナウイルスに挑み続ける医療関係者に、多くの人が拍手を送りました。
被爆から 75 年がたつ今日まで、体と心の痛みに耐えながら、つらい体験を語り、世界の人 たちのために警告を発し続けてきた被爆者に、同じように、心からの敬意と感謝を込めて 拍手を送りましょう。」

すると、会場には大きな拍手が沸き起こり、鳴り響きました。
私も、テレビ中継でこの宣言を聞きながら、拍手を送りました。
田上市長は続けます。

「この拍手を送るという、わずか 10 秒ほどの行為によっても平和の輪は広がります。
今日、 大テントの中に掲げられている高校生たちの書にも、平和への願いが表現されています。
折り鶴を折るという小さな行為で、平和への思いを伝えることもできます。
確信を持って、 たゆむことなく、『平和の文化』を市民社会に根づかせていきましょう。
若い世代の皆さん。新型コロナウイルス感染症、地球温暖化、核兵器の問題に共通する のは、地球に住む私たちみんなが“当事者”だということです。あなたが住む未来の地球 に核兵器は必要ですか。核兵器のない世界へと続く道を共に切り開き、そして一緒に歩ん でいきましょう。」

被爆地の広島市から8月6日に、長崎市から8月9日に発信された『平和宣言』の呼びかけをしっかりと受け止めたいと思います。
日本人女性として初の国際連合事務次長であり、軍縮担当上級代表の中満泉さんが、アントニオ・グテーレス国連事務総長の日本語のあいさつを代読しました。
私は、この式典のテレビ中継を通して参加して、世界が「核のない平和」の想いを一つに、その実現に向けて一致していかなければならないことを強く再確認しました。

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