文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会 「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」に参加しました。
本日午後、文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会 「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」のオンライン会議に委員として参加しました。
その中で、コロナ禍における現場の具体的な実践として、福岡市の星子明夫教育長より、「福岡市のオンライン授業の取り組み〜不登校児童生徒等への支援を通して〜」を拝聴しました。
政令指定都市福岡市では、児童生徒数が12万人余で、長期欠席児童生徒が約3.700人、不登校が約2.500人のところ、スクールソーシャルワーカー69人に加えて、教育相談アドバイザー 67人の不登校児童生徒に寄り添う支援の活躍が特徴です。
福岡市では、全国に先駆けて1人1台の端末の普及が着実に進んでいます。
ある中学校の事例では、不登校生徒が自宅や校内のステップルームでオンライン授業を受講できる環境整備をする中で、生徒、教員、保護者からも意義や効果を評価する声が寄せられています。
コロナ禍の一斉休校を契機に学習機会の保障の一つの在り方として注目されているオンライン授業が、不登校児童生徒の学習保障の手段としての機能も持つことを示す事例として受け止めました。
星子教育長による、今後はコロナ禍、長期入院、災害時の児童生徒への活用も視野に入れて、「子どもたちの学びを止めない、子どもたちの社会的な自立をめざす」とのメッセージをしっかりと受け止めました。