梶田隆章先生が日本学術会議の会長に就任されました。
- 2020/10/03
- 日記・コラム
10月1日、第25期日本学術会議の会長に就任されたのは、東京大学宇宙線研究所の所長で、2015年にノーベル物理学賞及び文化勲章を受賞された梶田隆章先生です。
梶田先生のことは、『都政新報』紙に連載している「素顔の『創造人』たち〜清原慶子が聞く〜」でもご紹介しました。
https://www.kiyohara-keiko.org/view/123
また、私は第22期学術会議と第23期学術会議の期間の合計6年間(2012年から2018年迄)、学術会議の外部評価有識者を務めていました。
外部評価有識者は、日本学術会議会長が、日本学術会議の活動について意見を聴くために委嘱されます。外部評価有識者は6名以内とし、年齢、性別、専門分野等に著しい偏りが 生じないように配慮するという規程に基づいて、私は選任されました。
私が外部評価有識者を委嘱されていた期間は、ちょうど東日本大震災が発生して、震災及び原子力発電所事故等の被災対策が重要課題になっており、学術会議では学問の領域を超えて、学際的に、精力的な研究調査を進めていました。
そして、第23期の最終年度には、国際学術団体への貢献、地域・分野・世代を超えた取組、「未来への投資」としての学術の多様性や長期的効果などの課題について、問題提起をしました。
世界的な少子長寿化の進展に加えて、未曾有のコロナ禍にあって、日本の学術の国内はもとより国際的な貢献が期待されています。
ノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章会長のもとで、日本学術会議の研究の進化と国際貢献が前進することを期待します。