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日本最古の甘柿、禅師丸柿を頂きました。

日本最古の甘柿、禅師丸柿を頂きました。

秋たけなわのこの頃、近所の友人から庭で実った「禅師丸柿(ぜんじまるがき)」をいただきました。

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この柿は13世紀に川崎市麻生区で発見された日本最古の甘柿の品種で、王禅寺で発見されたことから別名は「王禅寺丸柿 」と呼ばれています。
それまで日本各地の柿の木はすべて渋柿であったそうで、この地域に自生していた甘柿は、日本で最初の甘柿として位置づけられたそうです。

そして、19世紀の町村制度実施の際に、柿が生まれた村ということで「柿生村」が誕生しました。その後この地域は川崎市となり柿生の地名は無くなりましたが、小田急線に「柿生」という駅名が残っています。
私の大学時代の恩師が柿生駅近くにお住まいだったことから、この柿のエピソードを承知していましたが、果物屋さんの店頭にこの柿が並ぶことはほとんどないことから、禅師丸柿を味わったのは今年が初めてです。

大きさは小ぶりで、果肉には木目状の斑点があり、幼い頃に味わった柿のほとんどがそうであったように、濃い目の茶色です。
日本最古の甘柿を口に含むと、ほんのりした甘味が口いっぱいに広がり、秋の季節感が体中に染み通るように感じました。

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