三鷹市消防団出初式に表れる士気の高さと市民の防災力
1月12日、三鷹市立第一中学校の校庭で開催された「三鷹市消防団出初式」を訪問しました。
受付では、三鷹市防災キャラクター「じじよ丸」が子どもたちに風船を配って「自助」の大切さを伝えています。
1964年に姉妹市町の提携をした福島県矢吹町に寄贈され、提携50年記念に2015年に返還された「三輪消防ポンプ車」も展示されて、今の車両との比較もできました。
三鷹市消防団出初式では、高橋展之副団長の号令で、整然と入場行進及び整列がなされ、服装点検・機材点検・ポンプ車の分列行進が行われます。
また、岡田源治団長以下「消防少年団」の規律演技、鈴木文枝会長以下「女性防災リーダーの会」による可搬ポンプ消火演技が行われました。
来賓の東京消防庁消防総監代理の土居斉・人事課長は、三鷹市の出初式は消防団が連携している諸団体の参加が大きな特徴であると評価していました。
関係団体の演技の後、原嶋茂夫副団長指揮のもと、第六から第十分団による「てびろめによる基本消防操法演技」が実施されました。
ポンプ車から指揮者の指示に従い、整然と2本のホースが延ばされます。
昨年は隔年開催の消防操法大会が実施されたこともあり、各分団ともに日頃の訓練成果を大いに発揮して落ち着いて演技していました。
その後、臼井正勝副団長指揮のもと、一斉放水演技 が実施されました。
消防団の第一から第五分団に加えて、東京消防庁災害時支援ボランティア、新川中原地区災害対策連合会が参加しました。
令和2年が災害のない平穏な年であることを願い、一斉放水の勢いを見つめました。
一斉放水の終了とともに、はしご車から、出初式を祝福する垂れ幕が下されました。
三鷹市消防団出初式 では、昨年三鷹市内で発生した火災に対して、初期消火などで活躍された一般市民が、市長・団長から表彰されました。
消防・防災協力団体としては、新川中原地区災害対策連合会が、市長・団長から表彰されました。
この連合会は昨年、創立25周年を迎えられました。
その時は、私が三鷹市長として記念式典に出席させていただき、麻生清次会長はじめ、役員、会員の皆様に、地域の自助と共助の具体的な取り組みに対して心から感謝しました。
災害が多発している現在、地域防災組織の機能は益々重要です。
今後の、さらなる活動の広がりと発展を願っています。
出初式終了後に祝賀会に参加しました。
吉野浩之団長は、「昨年は焼損面積を前年比で減らせたとはいえ、台風対策が課題となる中、更に訓練を積み、消防署等と連携して防火防災に努めたい」と決意を語りました。
3人の副団長、10人の分団長も、制服を脱いでも士気が高く頼もしい限りです。
正業を持ちながら、訓練を重ね、いざというときに火災・災害対策に臨む消防団の皆様ご本人はもちろんんこと、それを理解して支えていただいているご家族や職場の皆様に、深く感謝いたします。