拓殖大学・拓殖大学後援会主催第22回全国高校生・留学生作文コンクールの受賞者が発表されました。
- 2020/11/01
- 三鷹市
- アジア・アフリカ語学院
11月1日付けの読売新聞朝刊に拓殖大学と拓殖大学後援会主催第22回全国高校生・留学生作文コンクールの受賞者が紹介されています。
そのうちの留学生の部の最優秀賞(新渡戸稲造賞)受賞者が、三鷹市にあるアジア・アフリカ語学院の高晨璐さんと紹介されており、写真と作文の要約が掲載されています。
新渡戸稲造は、拓殖大学の第2代学監だったそうです。
高校生の最優秀賞には第3代学長の後藤新平賞が授賞されており、この作文コンクールは、2人の精神を受け継ぎ、国際的に活躍できる人材育成を目指しているとのことです。
今年のテーマは「ようこそ日本。こんにちは日本。」で、国連の持続可能な目標「SDGs」の観点から作文が募集されました。
高さんは生まれ育った中国と大学時代を過ごしたアメリカでの慈善団体での活動を基礎に、「難民支援問題」をテーマに書いています。
高さんは、「難民支援とはお金が解決するものではなく、自立への道を時間をかけてつくっていくことだ」と語ります。
現在は、高校や大学に難民支援クラブやネットワークを構築するNGOであるREI(国際難民支援団体〕で働いていることから、難民問題の理解はSDGsの一つである「人や国の不平等をなくそう」という目標の達成につながると位置付けて、「日本人が難民を知り、共に生きる社会になっていくことを希望します」と論じています。
私が三鷹市長在任中には、アジア・アフリカ語学院を運営する公益財団法人アジア・アフリカ文化財団とは、国際交流の取り組みにおいて協働を進めるのみでなく、協定を交わして、校舎建て替えの際に「三鷹市立南部図書館」を合築するなどの協働を進めました。
アジア・アフリカ語学院の留学生の皆さんは、三鷹市の地域の活動に積極的に参加し、地域の子どもたちとの交流を深めて、草の根の国際交流に貢献しています。
この度の高さんの受賞を心からお慶び申し上げます。