東急世田谷線の招き猫ラッピング車両に出会いました。
国の会議に参加するため東急世田谷線下高井戸駅から三軒茶屋駅に向かいました。
時節柄緊張して乗車すると、それは招き猫のラッピング車両で、床には猫の足跡があります。
観光案内所に確認すると、彦根藩井伊直孝が沿線の豪徳寺前で猫に招かれて境内に入り雷雨を免れた逸話が由来で、思いがけない招福感を得ました。
井伊直孝を招いた猫がやがて亡くなると、和尚は墓を建てて祀ったとのことです。
そして、後に境内に招猫堂という猫を祀ったお堂が建てられ、猫が片手をあげて招いている姿を形どった「招福猫児(まねぎねこ)」が作られるようになりました。
この「招福猫児(まねぎねこ)」が、現代の招き猫に繋がっていったようです。
今日は、東京都の新型コロナウイルス感染者数が493人と最多数となり、全国の1日の感染者数が2,200人を超すという緊迫感が増す日となりましたが、東京都世田谷区の豪徳寺が招き猫の由来であることを再確認することにもなった二両編成のラッピング車両への乗車経験でした。
とにもかくにも、新型コロナウイルスの1日も早い終息こそを招いてほしいと心から願います。