コロナ禍の新成人の未来に幸あれ。
今日は成人の日、コロナ禍で全国的に式典は中止や延期で、三鷹市でも初めて「三鷹の森ジブリ美術館」で開催予定であったところ、4都県で緊急事態宣言が発令されることになったことで中止が決定されたそうです。
成人の日の前日の1月10日の東京都の新規感染者のデータによると、20代が約27%、30代が約17%と高くなっており、感染予防対策の観点から中止もやむを得ないとは思います。
けれども、新成人の皆さんにとっては一生に一度のことですし、既に晴れ着を用意されている方も多いことから、きっと残念な気持ちでいっぱいであろうと案じてもいました。
親族からも「たまたま三鷹の森ジブリ美術館の前をとおったら、晴れ着姿の新成人が数十人集まっていた」とのことで、中止とは分かっていても、せめて晴れ着で記念写真を撮りたいと集まったのではないかと推測されます。
新成人がコロナ禍ゆえの式典などの中止を理解して、3密を避けつつ思い出深い日を過ごしていただければと願っていると、ご縁のある新成人がはかま姿で訪ねてくれました。
せっかくだからはかまを着て節目の日を過ごし、ご縁のある人やお世話になった人にお礼のご挨拶に回っているということです。
この青年とは、鷹南学園三鷹市立東台小学校に入学される際に校門近くで出会ってからのご縁です。
その年、東台小学校は耐震度確保のために建て替えが決まっていたので、旧校舎での最後の入学式になることから、当時三鷹市長であった私は、通常はどの学校の入学式にも出ないことにしていたので、校門から少し離れたところで遠目に新入生の様子を見守っていたのです。
その時に出会ったのがこの新成人です。
その後、彼とは新川中原住民協議会のコミュニティ運動会などの行事で出会うこともあり、親しく思っていただいてきましたし、私も成長を頼もしく感じていました。
長身のはかま姿の彼は、コロナ禍の今、市内の病院で職場の皆様に励まされつつ看護助手として働いている誇りが溢れる笑顔です。
彼を含めて、新成人の皆様の未来に幸あれと心からお祈りします。