エントリー

子どもの自殺増加の報道を受けて。

子どもの自殺増加の報道を受けて。

NHKニュースなどの報道によると、長引くコロナ禍の影響もあるのか、「子どもの自殺」が増えているとのことです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201125/k10012729311000.html

厚生労働省の発表では、先月、全国で自殺した小中学生・高校生は暫定値で48人、昨年比で8割以上増加とのことです。
しかも、この6ヶ月間、一貫して、昨年より増加しているとのことです。
子どもたちの尊い命が自殺という形で失われることは、まことに残念なことです。

このことは、まさに、新型コロナウイルス感染症対策が求められる生活の中での不安やストレスが、大人だけでなく、子どもたちの悩みを深めているのかもしれないと推測せざるをえません。

大人も子どももストレス や悩みを抱えるこの時、電話やSNSを含む自治体や民間の相談窓口の周知が必要です。
青少年を対象にしたアンケート調査では、青少年が悩みなどを相談する相手は特に母親、そして父親や友だちが多いとされていますが、同時に自分自身で解決したいので、誰にも相談しないという青少年も少なくありません。
そこで、コロナ禍では、親も友だちもお互いにストレスを感じていることから、思いやりのある子どもであれば、かえって親や友だちに相談しにくい状況かもしれません。

さて、子どもたちになじみがあるLINEを利用した相談窓口を、文部科学省が都道府県や市と連携して設置しています。
電話相談や、チャット相談も行われています。

NPO法人「東京メンタルヘルス・スクエア」、NPO法人「チャイルドライン支援センター」など、民間の活動も心強いです。
子どもたちが楽しみにしているクリスマス やお正月がある冬休みですが、今年は外食や初詣などの外出も控えることが求められており、子どもたちの悩みも深まる可能性があります。

子どもたちの心の緊張が和らぐような取組の充実と、相談機関の周知が必要です。

LINE相談している自治体(教育委員会)

北海道、山形県、群馬県、東京都、神奈川県、新潟県、長野県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、岡山県、徳島県、高知県、熊本県、仙台市、さいたま市、千葉市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、熊本市、大津市、野田市。

※文科省がSNS相談を支援している自治体。
※自治体ごとに中高生にQRコードを配っている。
※QRコードを知りたい場合は、各都道府県の教育委員会まで

24時間子供SOSダイヤル(年中無休)

0120-0-78310(なやみ言おう)
※全都道府県および政令指定都市の教育委員会で実施。

チャイルドライン

電話相談
0120-99-7777(午後4時~午後9時)

オンラインチャット相談(午後4時~午後9時)(木・金曜日、毎月第3土曜日に実施)
https://childline.or.jp/chat

※電話・チャット相談ともに今月29日から1月3日までは休業。

ユーティリティ

記事検索Entry Search

Search
キーワード

過去ログArchives

RSS Feed