瑞宝双光章を受章された星野直治さんにお祝いに伺いました。
近所の友人から、珍しいニンジンを収穫したと見せてもらいました。
不思議な微笑ましいカタチのニンジンです。
このような野菜の珍品については、三鷹市のまちなか農家で「星野さんちのナス」で知られる星野直治さんが、三鷹市農業祭でよく展示されていたのを思わず思い出しました。
不思議なカタチのナス 、ニンジン 、大根などです。
星野さんは、三鷹市だけでなく、東京都の野菜生産農家団体の代表を務められたり、JA東京むさし筆頭理事を歴任されました。
そして、ナスの生産技術で「東京都知事賞」や「農林水産大臣賞」を受賞されるとともに、一般財団法人内田農業振興会の表彰を受けたり、多年にわたり農協運動の発展のため献身的に寄与した農協人の功績を顕彰する社団法人農協協会と農業協同組合新聞による「農協人文化賞」も受賞されている、まちなか農家の代表的な存在です。
星野さんは「田舎の学校」や三鷹市の「ちびっ子農園」の指導を引き受けられたり、三鷹市とJA東京むさしの共催による「援農ボランティア養成講座」の指導農家もされていましたので、圃場には多くの援農ボランティアを受け入れていました。
そして、星野さんは、三鷹市農業祭では野菜の珍品だけでなく、 ナス を台木としてナス 科のピーマンなどの野菜の接ぎ木を展示されていました。
更に、長年にわたり保護司をされ、更生保護にも貢献されていました。
私が三鷹市長在任中には、三鷹市の分区長や北多摩東地区保護司会の会長を務められていました。
こうした更生保護におけるご貢献が評価され、昨年春の叙勲で「瑞宝双光章」を受章されました。
その受章以降はコロナ禍であり、お祝いにも伺うのを遠慮していましたが、やはり受章された年内にお祝いを申し上げたいと思い、歳末に伺いました。
ちょうど農作業を一休みされていた星野さんに表彰状を見せていただき、犯罪を予防し、犯罪を犯した人が二度と犯罪を犯さないように、まちなか農業の振興に務められるかたわら、保護司としても活躍されたことに心から感謝し、受章のお慶びを申し上げました。
昨春は、受章は都庁における伝達だけとなり、皇居には参内できなかったとのことですが、秋にはご案内があり皇居に伺うことができたとのことで感激されていました。
星野さんのこれまでの幅広いご活躍に心から感謝し、なによりも今後のご健勝をお祈りいたします。