三鷹市民謡連合会主催民謡大会中止について
5月2日(日)には三鷹市民謡連合会が「創立55周年記念民謡大会」の開催を予定し、準備を重ねていました。
けれども 4月中旬から新型コロナウイルス感染症の変異種による感染者数が急速に増加するなど蔓延防止重点措置により事態が改善されないことから、4月25日から東京都に緊急事態宣言が発令されるという状況となりました。
そこで、民謡連合会の相談役を務めている私は、会員の皆様の不安のお声を傾聴していた若瀬進一会長と熱心にご相談して、何よりも参加者の安全確保を最優先すべきと考えて、宣言が発令される前に民謡大会の中止を決定しました。
昨年の春の大会も同様の状況から中止としましたので、コロナ禍により2年連続の中止となり、本当に残念です。
若瀬進一会長は、日本郷土民謡協会より名誉教授に認定されている、民謡の歌い手であり、三味線、津軽三味線、尺八の奏者です。
そして、娘さんの若瀬弥生さんは、筑波山唄(茨城)、十日町小唄(新潟)、越中おわら節(富山)などの大会で優勝している民謡の名手です。
本大会には多くの会員が参加する予定でした。
プログラムには相談役として私も寄稿していました。
しかしながら、状況は、会長、会員の皆様のご準備のご努力が実る環境ではないことは明らかです。
その後、市も会場の三鷹市芸術文化センターの緊急事態宣言期間の臨時休館を決めましたので、民謡連合会の大会中止判断は適切であったと思います。
今後一日も早く、確実なワクチン接種を含めた新型コロナウイルス感染症対策が着実に効果をもたらし、安全な環境の中で、無事に民謡大会はじめ各種芸術文化活動が開催される状況になることを期待するばかりです。