中央教育審議会総会に参加しました。
今週、第124回中央教育審議会総会に委員として出席しました。
萩生田光一文部科学大臣は挨拶で、大学入試改革の再検討の経緯と趣旨を説明し、「学校における働き方改革を総力あげて取り組むと共に、補正予算が付いた児童生徒1人1台パソコン及び大容量高速ネットワークの整備を【令和のスタンダード】として推進」する決意を語りました。
萩生田大臣が退席される前に、私は「新設の大学入試の在り方に関する検討会議には、特に、経済的状況・居住地域や障がいの有無等に関わらず受験が保障されることについての検討を期待する」と発言しました。
また、児童生徒1人1台パソコン推進は有意義であり、教員の働き方改革や授業の質の向上の為に教員1人1台パソコンも実現することが有用であると提案しました。
委員の意見交換の後、会議の最後に、渡邉光一郎会長は、「学校におけるICTの整備がOECD諸国の中で大幅に遅れている日本で、児童生徒の新時代を生き抜く力を育てることを求められている初等中等教育にとって、1人1台パソコンは基盤として歓迎できる」と話されました。
そして、中央教育審議会では、「自立・協働・創造に加えて【多様性】をキーワードとして、デジタル革新だけでなく、SDGsの理念である誰ひとり取り残さない方向で、人間の視点に立って検討していきたい」と話し、私は共感しました