ルーテル学院大学の教授会に参加しました。
先日私が学事顧問・客員教授をしているルーテル学院大学(三鷹市大沢3丁目)の教授会に参加しました。
5月からは社会福祉及び臨床心理を専攻する学生の実習が始まります。
学生には、PCR検査を受けた上で各関係機関での実習を開始する予定です。
長引くコロナ禍で、福祉職や心理職は益々求められる人財と言えますが、実際には感染症対策の視点から、従来より学生の実習の受け入れに慎重な機関が多くなっているのが現状です。
特に、公立の施設等では受け入れが厳しくなっているようです。
社会福祉や臨床心理の分野は、座学だけでなく現場での実習を重ねていくことが社会福祉士や公認心理師などの国家資格を取得する専門性を高めるための教育上不可欠です。
けれども、コロナ禍の感染症対策で非対面が求められていることから、それが困難になっています。
そこで、従来より以上に実習先の理解を得ることが重要になっているとともに、学生も教員の指導のもとでしっかりと感染症対策をとって取り組むことが求められています。
さて、ルーテル学院大学のチャペル、本館、図書館、寮棟は、平成28(2016)年度に「東京都選定歴史的建造物」に選定されています。
これらの建物は昭和44(1964)年に建築された建物で、設計者は文化勲章受賞者の村野藤吾氏、計画顧問はE.Aソッヴィク氏です。
そこで、建築を専門とする研究者や学生に注目されている建物です。
これらの歴史的建造物で学ぶ学生は、厳しい状況にあっても、コロナ禍に対応する福祉や心理の専門性を、withコロナ、postコロナの時代を見据えつつ、しっかりと磨いています。