日本防火・防災協会の理事会に出席しました。
一般財団法人日本防火・防災協会の理事会に出席しました。
今回は4月1日に東京消防庁総監に就任された全国消防長会会長の清水洋文さんも理事として初めて出席されました。
また、1995年に阪神淡路大震災が発生した直後に、ご一緒に兵庫県の復興計画策定委員会で委員を務めて以来ご縁のある本協会の理事、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長の室﨑益輝教授ともお久しぶりにお目にかかりました。
令和2年度事業報告では、コロナ禍で、市町村女性防火クラブ幹部研修事業、市町村自主防災組織指導者育成事業、全国少年消防クラブ交流大会などの多くの事業が中止を余儀なくされたことが報告されました。
また、主たる事業の一つである「防火・防災管理講習事業」についても、緊急事態宣言等により講習会場が使用できなくなったなどの要因により、前年に比較して実施回数及び受講者数(修了者数)が1割以上減少しました。
その中で、受講者からオンライン講習の早期実施についての要望が寄せられました。
本協会ではこの要望を受け止めて、これまでの研修実績を基礎に、令和3年度から、消防法に基づく防火・防災管理者資格に関する「甲種防火管理再講習」及び「防火・防災管理再講習」の一部で、令和3年度にオンライン講習を開始したことも報告されました。
そして、オンライン講習については受講者の評価も高く、受講申込者の全員が修了するなど成果があるとのことで、5月以降は一回の定員を増やして実施しているとのことです。
元総務省消防庁長官で、現在は公益財団法人日本消防協会の会長でもある秋本敏文会長は、コロナ禍にあって、消防士や消防団員、民間で防火・防災に活躍されている皆様の健康と安全を心から願うとともに、日本防火・防災協会の行事や事業の中止について決して諦めることなく、今後の実施可能性を丁寧に前向きに検討していきたいと語ります。
そして、幼年・少年・女性を含む民間の防火・防災力を高め、日本消防協会と連携して、地域の防火・防災力をしっかりと向上していきたいと語ります。