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早熟のビワとワカケホウセイインコ

早熟のビワとワカケホウセイインコ

東京都は真夏日、全国的には猛暑日を記録する地域もあるほど、今年の6月は高温です。
そのためか、近所のビワの実は例年よりも早く熟しています。

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そこで、野生化したワカケホンセイインコ、カラスなどの野鳥が、ビワの実などを狙って集まってきています。

昨年、近所で見かけて撮影したこの鳥の写真を紹介したところ、ワカケホンセイインコであることを教えていただきました。
そこで、調べてみますと、ワカケホンセイインコが日本で野生化した理由は、飼い鳥として輸入した個体が多数逃げ出したことが原因とのことです。
しかも、輸入された個体は繁殖個体ではなく、原産地で捕獲された野生の個体であったため、逃げ出した後も生き延びて日本の環境、とりわけ都市の環境に適応してきたようです。

先日はペットショップから1年以上前に逃げ出した絶滅危惧種といわれるミナミジサイチョウが捕獲されたとのニュースがありました。
今後は適切に飼われることを期待します。

今年もやってきたこの鮮やかな黄緑色のワカケホンセイインコが、ビワの実をはじめ、今後、まちなか農家の農作物などに損害を与えることが心配されます。
自然界には外来種が在来種に悪影響を与えることは、植物にも、動物にも、海の生物、昆虫にも見られます。
コロナ禍にあって、生態系への関心を高めていきたいと思います。

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