総務省放送を巡る諸課題に関する検討会に出席しました。
- 2019/12/26
- 審議会・委員会等
- 総務省, 放送を巡る諸課題に関する検討会
総務省放送を巡る諸課題に関する検討会に委員として出席しました。
今月は13日の会議に引き続き、高市早苗総務大臣が出席されました。
前回は、NHKの常時同時再送信の実施に向けた総務省の考え方とNHKの方針が報告され、質疑や意見交換がなされました。
来年には、一定の時間制限のある中でのNHKの放送番組のインターネットでの同時再送信が実施されます。
本日の後半は、今後の本検討会での検討事項に関して議論がされました。
私は、「スマホやタブレット端末が普及し、国民のTV視聴の実態が変わる中、その実態や意識等の調査に基づいて政策形成することが必要である」と発言しました。
また、「近年は地震においても、水害においても、長時間の停電が発生して、国民がまずはスマホやパソコンの充電を優先する状況下、公共放送として災害情報を伝えるNHKの同時再送信については、災害時は常時実施可能の特例を実施・継続することが必要」と発言しました。
「災害時は特に、民放、ケーブルTV の活躍も重要であり、視聴者の視点に立った連携も大切」と発言しました。
高市総務大臣は最後の挨拶の中で、私を含む災害時の放送に関する問題提起を受けて、「NHKの災害時の同時再送信の特例を継続するとともに、それを周知することが必要であること、最近の災害を踏まえて、来年度は電源車や防災無線受信器貸与等の予算化に努めている」と発言されました。
放送と通信の融合が言われて久しいわけですが、スマホの普及は、放送文化をどのように持続し、あるいは変化させていくか、目が離せません。
引き続き視聴者・利用者、地域の視点から放送の現状と未来を考察して発言して行きたいと思います。