8月24日から「東京2020パラリンピック 」が開催されます。
8月24日から「東京2020パラリンピック 」が開催されます。
気のせいか、オリンピックに比べてパラリンピックに関する報道量が少なく感じますが、今回は、オリンピックに引き継いでパラリンピックが開催されることは大変に有意義です。
パラリンピックは、国連加盟国で共有されている「SDGs(持続可能な開発目標)」の理念「誰一人も取り残さない」を具現化するとともに、多様性を尊重する重要な取組みであると考えます。
そこで、思わずパラリンピックの記念切手を買いました。
パラリンピックの記念切手には、アーチェリー 、カヌー 、自転車 、柔道 などの他、シッティングバレーボール 、車いすラグビー 、車いすテニス 、五人制サッカー、ボッチャなどパラリンピックならではの種目が含まれています。
私は、1964年の第18回オリンピック東京大会の際には、「オリンピック東京大会にちなむ寄附金付き切手」を買いました。
当時の印刷技術によるものか、57年という年月によるものか、少し色彩のあざやかさをは失なわれていますが、ヨット 、ボクシング 、バレーボール 、フェンシング 、重量挙げ 、カヌー 、馬術 、バスケットボール 、5種競技など多くの種目を描いていて、当時からオリンピックの種目に多様性は示されていました。
私はかねて、内閣府の障害者政策委員会などの委員として、『障がい者権利条約』に基づいて『障がい者基本法』の制定に向けた審議に参画していました。
その際、障がい当事者の方の意見として心に残っているのは、「教育や職業の保障はもちろん重要であり不可欠ですが、旅行やスポーツ、そして演劇・舞踊などの文化活動を、普通に行いたい」という声です。
東京2020パラリンピックが開催されるこの機会に、障がいのある方、長寿の方を含む誰もが、それぞれの条件に応じて楽しむことができるスポーツの多様性とその在り方について関心を持ちたいと思います。