ノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章さんにお会いしました。
本日、千葉県柏市にある東京大学宇宙線研究所を訪問し、梶田隆章所長と面談する機会がありました。
梶田所長は、2015年ノーベル物理学賞受賞者で、私が三鷹市長を務めていた時に中学生を含む市民の皆様に特別講演をしていただいたことがあります。
梶田所長は予定されていた研究所の事業を中止されていましたので、予定より少しゆっくりとお話しすることができました。
そこで、新型コロナウィルス感染症対策の一斉休校で在宅している児童生徒・学生へのメッセージを伺いましたところ、
「何よりも健康に留意しつつ、この期間には、日頃慌ただしくてなかなかゆっくり読めない本を読んで欲しいと、読書を薦めたい」
とのことです。
ちなみに梶田先生はこの期間にどのような本を読まれるのかをお聞きしたところ、意外にも、今日はご専門の物理学の本でなくて、石井洋二郎・藤垣裕子著の『大人になるためのリベラルアーツ』(東京大学出版会)を読まれるとのことです。
何歳になっても、教養は大事ですが、日頃仕事に追われていつか読もうと思っていたのですよと、ニッコリ笑顔で話されました。
そして、公共図書館も休業している現状について、せめてネットで予約できる図書館では、予約した本を取りに行けるといいですねと話し合いました。
私も、積読ではなくて、この機会に熟読をしたいと思います。