NHK+の説明会に参加しました。
渋谷区のNHKで開催された総務省放送を巡る諸課題に関する検討会構成員対象のNHK+の説明会に参加しました。
NHK+は2020年1月に総務大臣が、放送法に基づき実施基準を認可した、パソコンやスマートフォンで利用できる番組常時同時配信見逃し番組配信 サービスです。
『ニュース7』土日祝キャスター池田伸子さんがわかりやすく、アイコンの操作や目的別の使い方について説明してくれました。
私も実際に、試行用に用意されたスマートフォンで使用体験をしてみました。
たとえば、同時再送信されている番組の場合には、冒頭に戻して追いかけ視聴することが可能です。
また、見逃し再送信サービスを利用する場合には、配信カレンダーから番組を探すこともできますし、現在、多くの人が映像でわかりやすい情報を求めている「新型コロナウィルス」に関する番組をはじめ、テーマ別のプレイリストから選ぶことができます。
ニュース番組の場合は、番組をすべて視聴するのでなくニュース項目を選んで個別に視聴することが可能です。
こうした場合は、日頃は生活時間の関係で視聴できない時間帯の番組を視聴することができるので、自分の気にいる番組の新発見があるかも知れません。
テレビは実は放送時間に拘束される「時間媒体」です。
そこでこれまでビデオやブルーレイ・DVDなどの録画機能が開発されてきました。
けれどもスマートフォンではこれらの録画媒体は使えませんから、この見逃し配信サービスが有効になります。
ネット配信でも、字幕も音声も選ぶことができます。
3月1日午前7時からサービスが開始されます。詳細は、すでにホームページで確認できます。
このサービスを利用することができるのは、NHKの受信契約者とその家族(契約者と同一生計の人)で、一度に5画面まで共有することができます。
追加の費用負担はなく、あくまで放送の補完として位置付けられています。
多様な災害の多発時代にあって、NHK総合とEテレをスマートフォン等で同時再送信・見逃し再送信で視聴できることは、安全安心確保策の1つと言えます。
なお、NHKを訪問して確認したのですが、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐ観点から、NHKスタジオパークは臨時休館していました。
この施設は、子どもたちからシニアの皆様まで幅広い年代層に人気の施設ですので、現状ではやむを得ない適切な対応と思います。