エントリー

みたか・認知症家族支援の会を主宰する石村巽さんにお会いしました。

みたか・認知症家族支援の会を主宰する石村巽さんにお会いしました。

先日、2010年から「みたか・認知症家族支援の会」を主宰されている石村巽(いしむらゆずる)さんにお会いしました。

20211130-2.jpg 20211130-3.jpg

京都大学を卒業されて京都で大学教員をされていた石村さんは、やがて東京の慶應義塾大学に異動されました。
そして、定年退職後の5年間はアメリカ合衆国テキサス州サンアントニオ大学で教えられたそうです。
その時に日米協会の活動や日本からの訪問者の支援をするなどのボランティアをされたことから、16年前に日本に帰国されてからもなんらかのボランティア活動をしたいと思われていたそうです。

私が初めて石村さんにお目にかかったのは、ご専門を生かして子どもたちに理科教育・科学教育のボランティアをされている時でした。
その後、石村さんは認知症支援の必要性を感じたのですが、大学医学部の教授であったとはいえ、認知症専門医ではないので、今後ますます増えていく認知症について学びつつ、認知症の方を介護している家族を支援しようと考えて、2010年にこの会を創立したのです。

私は医学だけが認知症の当事者や家族を支援するものではないとの想いを共有します。
会を創立した当初は、介護されているご家族が、身内が認知症と診断されて当惑している方が多く、その支援のニーズは本当に多かったそうです。
そうした経験をもとに、三鷹市の「認知症にやさしいまち三鷹」の普及・啓発事業の実行委員になられたり、子どもたちの認知症サポーター養成に関わられる経験を通して、地域の認知症理解の深まりに貢献されてこられました。

今回の長引くコロナ禍で、やむをえず活動を完全に休止せざるをえなかったそうですが、10月に再開しています。
石村さんは、コロナ禍で壊される可能性のある地域社会を、むしろ認知症への取り組みを通して回復していきたいと語ります。
地道な草の根の活動です。

ユーティリティ

記事検索Entry Search

Search
キーワード

過去ログArchives

RSS Feed