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東日本大震災から9年。

東日本大震災から9年。

平成23年(2011年)3月11日14時46分に東日本大震災が発生してから9年が経ちました。
東日本大震災の被災者の皆様の苦しみは、9年の年月が過ぎてもまだ続いていると認識しています。
地震、津波、原発事故による犠牲者に哀悼の意を表し、被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。
また、被災者支援者の皆様のご努力に敬意を表し、深く感謝致します。

当時三鷹市で市長を務めていた私は、市議会予算委員会の最中に、「東北地方震度7、大津波警報」の情報を公用携帯電話に受けました。
その時の緊張は今も鮮明で、決して忘れられません。
そして、揺れがおさまった直後、地震の情報を伝えた私に、予算委員会の伊藤俊明委員長は「休憩します。市長すぐに対策開始してください」とおっしゃいました。
私はその力強い声に押されて、震度5弱の災害対応を開始しました。
すぐに本庁舎内を1階から5階まで確認し、第二庁舎、体育館等の状況を確認して、放送室から、来庁者及び職員に地震の情報を伝えて冷静な対応を呼びかけ、災害対策会議の召集を伝えました。

三鷹市では、市議会開会中でしたが、議長はじめ議員の皆様のご理解をいただき、市内状況や市民の声に関する情報提供もいただき、帰宅困難者、計画停電、市道・上下水道・ガス等ライフライン、姉妹町への支援等へのきめ細かい対応ができたと思います。

私は、当時の三鷹市長として、基礎自治体の災害対応は、市町村長や役所の職員、警察・消防・消防団等関係団体だけでなく、二元代表制のパートナーである議会との連携無くして実行できないということを経験できました。
東日本大震災9年目を迎えた今日、私は市長を退任して一市民として暮らす中で、市議会のご理解の中で市民の皆様のために災害対応ができたことは極めてありがたい経験であると痛感し、感謝しています。

改めてここに、被災者の皆様の心身ともにご健康であること、被災地の一日も早い着実な復興を心からお祈り致します。

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