ケアネットしんなかの 「都立井の頭恩賜公園紅葉ウォーキング」にガイドとして参加しました。
- 2021/12/12
- 三鷹市
- 地域ケアネットワーク, ウォーキング, 新型コロナウイルス, 井の頭公園
12月10日午前中、地域ケアネットワーク新川・中原(ケアネットしんなか)の 「都立井の頭恩賜公園紅葉ウォーキング」事業に参加して、ガイドボランティアをしました。
都立井の頭恩賜公園は、大正6年に郊外型公園として開園して100年以上にわたり、広く都民に愛されてきました。
ただ、三鷹市内でも、新川、中原地域の市民にとっては、日常生活圏内にある公園ではないので、公共交通機関のバスに乗って、明星学園前の停留所で降りて集合です。
事前申し込みの市民が20人、スタッフが10人(淡いピンク色のスカーフをします)で、健脚コースと、ゆったりコースに分かれて西園を歩き出します。
小鳥のさえずる声を聞きながら、色づいたモミジ などの林の中を、落ち葉を踏み締めながら園内の玉川上水沿いを歩き、大正時代に千代田区永田町の小学校の遠足を引率して、玉川上水に落ちた児童を救おうとして亡くなった「松本訓導殉難碑」を訪ねました。
その後、徳川家光がお鷹狩りの際に休んだ場所とされる「御殿山」を歩きました。
そして、吉祥寺通り沿いの都立井の頭自然文化園の前の歩道橋の両側にある、都立井の頭恩賜公園の旧門にあたる大きな石を確認しました。
そして、御殿山から井の頭池まで降りて、改修中の井の頭弁財天の前にある、「徳川三代将軍御切付旧跡」の石碑を確かめました。
これは、この地に地名がないと聞いた徳川家光が、こぶしの木に「井之頭」と文字を切り付けたとの逸話を刻んだ石碑です。
それから、井の頭弁財天の境内を歩きました。
境内を出てすぐの井の頭池のほとりには、作曲家中田喜直の「ちいさい秋みつけた」の歌碑があります。
この歌碑は、私が市長在任中に、奥様の中田幸子さんのご協力をいただき、井の頭公園を管理する東京都建設局西部公園緑地事務所との協働で、三鷹市民の皆様のご寄付を含めて三鷹市が園内に建立したものです。
中田喜直が普及に注力したアップライトピアノの形をしています。
その後は、井の頭池の周りを、もみじ のアーチをくぐりながら歩きました。
池の東側に残る神田川の水門を確認しつつ、池の北側の桜の老木を励ましながら、解散場所の七井橋まで歩きました。
参加者のお一人は、
「今までは石碑や歌碑などのゆかりに気を止めずに、ただ通り過ぎていました。説明を聞いて、井の頭公園の成り立ちや歴史的事実に関心を持てました。これからは、もう少し、石碑などにも目を止めて、訪ねる場所のことを知って行きたい」
と感想を語っていました。
また、ある男性は
「実は同い年の男性の参加者に出会って意気投合しました。仲間が増えて嬉しい」
と報告してくれました。
コロナ禍にあって、ケアネットしんなかでは、慎重な感染対策をとりながら、屋外のウォーキング事業を継続していますが、こうした感想を直接伺えて、ガイドボランティアをさせていただいた喜びは大きいです。