地域の救命救急を担う杏林大学病院に感謝します。
1月5日は二十四節気の「小寒」で、「寒の入り」です。
暦の通り、厳しい寒さになっています。
そして、翌日の6日には、東京でも雪が降り、私が住む三鷹市でも午後には積もるほどに降っています。
私が客員教授をしている杏林大学付属の杏林大学病院では、昨年12月28日から1月4日午前8時半迄に、救急車76台で搬送された方を含む、高度救命救急センターで受付けた方は768人で、その約1割の方が入院されたとの事です。
そして、最近では主としてオミクロン株の感染による第6波の到来が危惧されていますが、杏林大学病院ではこれまで、新型コロナウイルス感染症に罹患された方の診療や入院治療にも対応してきています。
杏林大学病院は、高度医療を提供する特定機能病院として、近隣医療機関との厚い信頼関係のもと、多摩地域の中核病院の機能を果たすとともに、高度救命救急センターは、多くの医院が休診する年末年始のみならず、年間を通じて、地域の救命救急を担っている重要な医療機関なのです。
高度救命救急センターの診療科長・教授の山口芳裕先生は、ホームページで、「”最後の砦”として救命に努めます」と次のようにメッセージを書いています。
我われは救命のプロです。プロフェッショナルとは、複雑な知識体系や熟練した技術の上に成り立つ天職です。
プロフェッショナリズムを支えるのは、①自律性
②利他性
③専門性
④倫理性で、「自律性」とは他者に頼らず、自ら決断し責任を負うことです。患者さんの命を背負うのはとても重い。若いスタッフにとってはなおさらです。我われはその重さに正面から立ち向かい、その重さから決して目を逸らさない、逃げない、そういう集団でありたいと思っています。(後略)
本当に心強い事です。
年末年始も、1月6日のような大雪の日も、大雨の日も風の日も、年間を通じて夜間にも、早朝にも、私たちの命を守るために取り組んでくださっている医師、看護師、薬剤師、理学療法士、医療ソーシャルワーカーをはじめとする多職種の医療関係者の皆様、そしてご理解ある医療関係者のご家族の皆様に、改めて深く感謝致します。
どうもありがとうございます。
今年も、その地道な研究と臨床に基づく医療の実践について、どうぞご活躍をよろしくお願い致します。