三鷹市消防団出初式に参加しました。
連雀学園三鷹市立第一中学校校庭で開催の、「三鷹市消防団出初式」に参加しました。
会場に入ってすぐに、来賓の東京消防庁消防総監代理の山本登参事兼装備部航空隊長、三鷹消防署の久保田広一署長、三鷹市消防委員会の竹内政行委員長とお目にかかり、2年ぶりの開催を喜び合いました。
吉野浩之団長はまもなく消防団員として35年となるベテランですが、昨年はコロナ禍の緊急事態宣言で中止となったことから、2年ぶりの開催に少し緊張したそうです。
とはいえ、実際には原嶋茂夫副団長、臼井正勝副団長、髙橋展之副団長とご一緒に見事に団員の皆さんを率いていて、団員の皆さんの結束がわかる出初式であると感じました。
三鷹市立第一中学校吹奏楽部の演奏のもとでの10個分団の入場行進、服装並びに機械器具点検、消防ポンプ車分列行進は、この2年間のコロナ禍で日常的に訓練が困難であったにも関わらず、新年にふさわしい清々しさと凛々しさを感じました。
また、岡田源治団長のもと三鷹消防少年団の規律訓練演技、鈴木文枝代表のもと三鷹女性防災リーダーによる放水演技、小川組頭が率いる北多摩消防組による木遣(きやり)行進が、出初式を祝福します。
団員の活躍は、第六分団から第十分団による「手広めによる基本消防操法演技」と、第一分団から第五分団と駅前地区自主防災連合会、東京消防庁災害時支援ボランティアによる「放水演技」に発揮されます。
出初式の直後に久保田署長に伺いますと、消防操法については練習の時よりも今日の演技が一番良かったと評価されていました。
表彰式では三鷹市消防団が東京都消防協会から優良消防団表彰を受けたのをはじめ、消防団員に対して、特に長期間幹部として活躍した団員への「特別功労表彰」、勤続20年表彰などの表彰がありました。
三鷹市消防団は、農業、自営業、会社員などの本業を持つ204人が活動しています。
日曜日の今日も仕事がある団員もいるので全員参加というわけにはいきませんが、ほとんどの団員が参加しています。
消防団員は、市町村長の承認を得て、消防団長が任命します。
消防を本業として生計を立てているわけではなく、日常はそれぞれの生業に携わりながら、火災などが発生したときに現場に出場し、消防活動に従事する消防団員は、非常勤であり、地方公務員法に定められている特別職の公務員です。
そして、消防組織法第1条に規定されている、「消防は、その施設及び人員を活用して、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、水火災又は地震等の災害を防除し、及びこれらの災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行うことを任務とする。」という任務を果たしています。
来賓の一人として挨拶された警視庁三鷹警察署の斉藤宏署長は、「自然災害はいつどこで発生するかわからないことから、引き続き、警察、消防、消防団、市が連携して防災、安全安心のまちづくりに努めよう」と連帯の祝辞を述べられました。
今年こそコロナ禍が収束し、災害のない穏やかな一年となりますように、私は出初式に参加して改めて心から願いました。