三鷹市丸池の里わくわく村『開村20+1周年記念誌』が届きました。
三鷹市丸池の里わくわく村の役員が『開村20+1周年記念誌』を届けてくださいました。
巻頭で海老沢國利村長は、2000年4月に開村して以来、「守る」「つくり育てる」「生かす」「支える」の基本方針のもとで活動してきた丸池の里わくわく村を、これからも多くの人に親しまれる「人と自然の共生」「美しい原風景」の緑豊かな里であり続けるよう活動したいとの決意を語っています。
開村21周年、まことにおめでとうございます。
2003年に三鷹市長に就任した私は、初代わくわく村の村長の井上利明さんを中心に、こどもたちの参加を含む市民の皆様による第二期のワークショップを実施し、丸池の里のさらなる整備に反映しました。
たとえば、近隣の4つの小学校、すなわち第一小学校、中原小学校、北野小学校、東台小学校それぞれ1枚ずつの田んぼの設置、4校ごとの果樹の記念樹の植樹を行いました。
記念誌では、丸池での総合学習などを行うことが多い4校の3年生と、米づくりを学ぶ5年生にアンケートをとってその結果を掲載しています。
「丸池公園のどこがすき?」という質問については、コロナ禍でわくわくまつりやまるいけツアーが中止されてきていることから、行事はあまり挙げられていませんでした。
けれども、原っぱや生き物や植物が身近にあることが魅力として強く感じられていると答えています。
「丸池公園で何をしていますか?」との質問については、「授業・米作り体験授業」以外に多く挙げられているのは、「おにごっこ・ボール遊び・かくれんぼ」「のんびりすごす・友だちとおしゃべり」です。
まさに、丸池の里は、こどもたちがこどもたちらしく、のびのびと過ごせる居場所になっていることがわかります。
また、私は村民の皆様と開村10周年を記念事業として「かいぼり」を実施し、コロナ禍前までは毎年の丸池わくわくまつりなどの行事に参加してきました。
海老沢村長は、巻頭の「ごあいさつ」で、「わくわく村の活動に参加した人は全て村民です」とされています。
そこで、私は前市長としてではなく、「活動に参加した村民」の一人としてメッセージを依頼されました。
私は喜んで寄稿しました。
2020年度に20周年を迎えた丸池の里わくわく村は、コロナ禍で記念式典等は今年に延期して、3月12日に少人数の村民のみによって式典を行ったそうです。
そういえば、10周年を迎えた2020年度末の2021年3月には東日本大地震が発生し、10周年記念式典は中止になった記憶があります。
丸池の里わくわく村におかれましては、10年ごとの周年を記念する式典等は大地震やコロナ禍で中止、延期、縮小を余儀なくされていたとしても、日常的な活動やこどもたちからご長寿の皆様まで、多世代が大切な日々の時間を過ごし、交流する居場所としての意義を支える活動こそに価値があると信じています。
歴代村長はじめ役員の皆様の、多世代のふるさと三鷹の居場所づくりを創造してきたボランティア活動に、心から感謝申し上げます。