石井農園のじゃがいもの即売会でお手伝いをしました。
三鷹市牟礼3丁目の石井農園梅林前の畑で、毎年6月に実施している「じゃがいもの即売会」が実施され、私は販売のボランティアをしました。
私は「まちなか農家」を応援していますし、両親は私が小学校5年生の時から小売酒販店を経営しており、学生時代はお手伝いでお店番をすることも多かったことから、自分で言うのは本当に厚かましいのですが、お客様からは『慶子ちゃんは看板娘だね』などと励ましていただいていました。
そこで、販売担当の血が騒いで、野菜即売のボランティアを申し出たのです。
園主の石井義之さん夫妻は、毎年恒例の即売会の準備をする際、この頃の野菜の価格の状況を調べて、急速に価格が高騰していることを確認しました。
そこで、日頃「まちなか農家」を応援して下さっている地域の皆さんにとれたての旬の野菜を、少しでも安く求めていただくように価格を設定しました。
たとえば、キタアカリとダンシャクの2つの品種のじゃがいも は1袋(平均20個)200円、大根1本、ニンジン 平均3本、新玉ねぎ平均2個、キャベツ・レモン・グレープフルーツ各1個はそれぞれ100円という低価格でした。
じゃがいもづくりを担当している石井さんの息子さんに、平均30センチほどの深さからじゃがいもを掘った畑の前でお話を伺ったところ、今年は2月に種イモを植え付けてから日照不足と長雨があり、じゃがいもの生育を見極めて即売会は昨年より1週間遅くなったそうです。
石井さんのご家族は、天候不順の梅雨時こそ、特にじゃがいものホクホクした味を味わって栄養をつけてほしいと願っています。
即売開始の9時の30分前には行列ができるほど即売会を楽しみにされていたお客様は、感染対策もあり、少人数ずつでのお買い物の順番を静かに待っていただくとともに、「とれたての新鮮な野菜が安くわけてもらえて嬉しいです」と笑顔で声をかけてくださいました。
長引くコロナ禍にあって健康はなによりもかけがえがないものです。
三鷹市内には、こうした即売会の他に、自動販売機や庭先販売による新鮮野菜が購入できる直売所が20ヶ所以上あります。
まちなか農家の皆様が、厳しい環境にも負けずに都市農業を継続していただいていることに、改めて心から感謝いたします。