三鷹市「星と森と絵本の家」13周年開館記念日に訪問しました。
今日は7月7日、七夕の日。
三鷹市「星と森と絵本の家」13周年開館記念日を迎えて、久しぶりに訪問しました。
私が三鷹市長在任中に、当時の国立天文台の観山正見台長と私がじっくりと対話し、協議して、国立天文台三鷹キャンパスに保存されていた歴史的な建造物と言える幹部用の官舎を、両者が協働して復元し、それを絵本館とすることとしました。
そして、建物を復元するだけではなくて、毎年企画展については天文台の教員の監修で企画することや、名称を「星と森と絵本の家」とすることができました。
開館日も天の川にゆかりのある、7月7日の七夕の日とすることができました。
そこで、開館以来、七夕の日は開館記念事業として、歴代台長に天文学のお話をわかりやすくしていただき、私は市長在任中は毎年、その年の企画展のテーマに関連する絵本の読み聞かせをしてきました。
今日、私が訪問した時には読み聞かせのボランティアの皆様が、お話し会を開いてくださっていました。
今日からの企画展は、「見えないけどある? ここに 宇宙に」です。
また、お庭ではボランティアの「星と森と絵本の家フレンズ」の「もりのクラフト」の皆様が活動しています。
私は、本日限定の木製のジグソーパズルを購入しました。300円です。
私とほぼ同じ時間にパズルを購入した母子がポスカラーで早速オリジナルのパズルに色をつけています。
幼児を見守るお母さんからは、思わず笑顔が溢れています。
大きなビワの木の下では、草木染のお店が開かれています。
その大きなビワの木の葉で染めたという、鮮やかなオレンジ色の肩掛けバッグが目に止まり、購入しました。600円です。
スマートフォンとハンカチなどのこの時期の必需品を入れるのにちょうど良い大きさです。
それにしても、ビワの木の葉でどうしてこのような美しいオレンジ色に染まるのか不思議です。
今年は開館から13周年を迎えていますが、「星と森と絵本の家フレンズ」、「もりのクラフト」の代表の森さんは、「この3年はコロナ禍でボランティア活動が十分にできていないんですよ。今も水曜日だけの活動ですが、対象者が限定的です。できれば、土曜日や日曜日にも親子の皆さんのために活動したいのですが。」と残念そうに語ります。
こどもたちにとっては、家庭、学校に続く第三の居場所になっている「星と森と絵本の家」は、大人にとっても、家庭、職場とは別の第三の居場所といえます。
この施設を訪れることやボランティア活動することで、こどもも大人も、知識、体験や交流を通じて、心穏やかな時間を過ごし、その過程で新しい自分発見をされているのではないでしょうか。
改めて、三鷹市長時代に、国立天文台の皆様との濃密な協働によって、「星と森と絵本の家」をつくってよかったと心から思います。