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内閣府副大臣和田義明衆議院議員と対話しました。

内閣府副大臣和田義明衆議院議員と対話しました。

先日、内閣府副大臣の和田義明衆議院議員(北海道5区)と対話する機会がありました。

9月9日に小倉將信大臣室で行われた、小倉大臣、和田副大臣、自見大臣政務官と、全国知事会の平井伸治会長(鳥取県知事)、三日月滋賀県知事、内堀福島県知事とのこども政策に関する意見交換会に、私はこども政策参与として同席させていただきました。
その折りに、和田副大臣から、是非、別の機会にゆっくりお話ししましょうとお声がけをいただき、実現した対話でした。

和田副大臣のご担当は、こども政策、女性活躍、孤独・孤立対策、デジタル田園都市構想、地方創生、沖縄及び北方対策、拉致問題等、内閣府が所管する大変に幅広い行政分野です。
当日は限られた時間での対話でしたので、特にこども政策と女性活躍に関して重要な関係がある、最近の結婚をめぐる国民の意識についてお話ししました。

令和4年度男女共同参画白書』では、「結婚と家族を取り巻く状況」についての調査に基づき、結果を次のように要約しています。
⃝「配偶者・恋人はいない(未婚)」との回答は、男女ともに全世代で2割以上。特に20 代の女性の約5割、男性の約7割が「配偶者、恋人はいない(未婚)」と回答。
⃝「配偶者(法律婚)がいる」と回答した人は、女性は20代で約2割、30代で約6割、40 代以降で約7割。男性は20代で14%、30代で約5割、40代以降で6~8割。
⃝20代の独身者では、女性の方が男性よりも「結婚意思あり」の割合が高いが、40代以降は、 女性は割合が減る一方、男性の場合は、40~60代も2~4割が結婚願望を持っている。
⃝「結婚意思なし」との回答をしたのは、女性は20代で14.0%、30代で25.4%、男性は 20代で19.3%、30代で26.5%。
⃝「積極的に結婚したいと思わない理由」について、独身女性の場合、5 割前後となっている項目は、「結婚に縛られたくない、自由でいたいから」、「結婚するほど好きな人に巡り合っていないから」。
男女間で女性の方が高い理由には「仕事・ 家事・育児・介護を背負うことになるから」、「名字・姓が変わるのが嫌・面倒だから」などが挙げられており、男性の方が高い理由には「結婚生活を送る経済力がない・仕事が不安定だから」です。

和田副大臣もこれらの統計について注目されていて、私的勉強会でも研究されているとのことです。
また、特に全国各地の農業・中小企業の後継者等をめぐる課題として結婚の難しさが指摘されていることも共有しました。

この度の対話を通して、和田副大臣が、これから女性活躍の環境整備を向上しつつ、全ての結婚したい皆さんが結婚して、安心して出産・育児、職業生活、それぞれの自己実現が継続できるために、どのような施策を展開していくべきかについて、問題意識を持って取り組まれている熱い想いと強い責任感を、しっかりと受け止めさせていただきました。

私は内閣官房こども家庭庁設立準備室政策参与として、特に、こども家庭庁が所管する行政分野における自治体と国との適切な連携の推進に貢献する役割を担っていることから、和田副大臣が所管されている孤独・孤立対策、デジタル田園都市構想、地方創生などの分野も大いに関連します。
そこで、今後も対話の時を持つことを約束していただいたことを心強く思います。

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