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文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会に出席しました。

文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会に出席しました。

文部科学省中央教育審議会 生涯学習分科会(オンライン)に分科会長として文部科学省の会議室で出席しました。
今回は、8月末に公表した「第11期生涯学習分科会の議論の整理」及び担当職員による自治体へのヒアリング等に基づいて、①公民館等の機能強化について、②社会教育人材の養成と活躍機会の拡充について、意見交換しました。

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公民館等の機能強化については、たとえば、こどもの居場所・学校以外の成長の場としての公民館等の活用、自治体における福祉や防災等の他の関連施設や民間との連携、学校教育に比べて遅れているデジタル基盤の強化などについて、意見が交換されました。

社会教育人材については、資格である社会教育主事と、称号である社会教育士、それぞれの適切な養成と活躍の在り方について検討することの意義が確認されました。
また、生涯学習、社会教育の場では、多様な人々の多様な学びを保障するために、さらに多様な人材の活躍や、コーディネートの働きが期待されることも話し合われました。

会議の最後に、この会議に出席して委員の意見交換を聴いていた新任の藤江陽子総合教育政策局長と、生涯学習分科会担当の里見朋香審議官からコメントを頂戴しました。
藤江局長は、自治体で生涯学習等を担当した経験を振り返りながら、今後の具体的な政策提案に関する審議への期待を述べられました。

今期は、長引くコロナ禍で、感染症対策のために、生涯学習分科会は一貫してオンラインで開催してきました。
私は分科会長として会議の運営が円滑に進むように、可能な限り文部科学省の会議室で出席してきましたが、牧野篤副分科会長(東京大学大学院教育学研究科教授)と事務局との会議の1週間前頃に行ってきた準備の打ち合わせはオンラインで行ってきました。
そうした中、この日は牧野副分科会長も会議室で久しぶりに参加されましたので、会議終了後、藤江局長、里見審議官、神山弘生涯学習推進課長、中村崇志課長補佐と共に、最近就任した森友浩史社会教育振興総括官、黄地吉隆地域学習推進課長、西明夫民間教育事業振興室長と一緒にしばし懇談しました。

総合教育政策局は藤江局長、里見官房審議官と幹部の2人が女性であり、最近の文部科学省各局での女性職員の活躍を象徴しているように思います。
令和の日本型学校教育においては、「デジタルとリアルの最適な組み合わせ」が課題の一つのなっていますが、生涯学習についても「デジタルとリアルの最適な組み合わせ」が重要であり、生涯学習分科会の会議でもそれが有意義であるとともに、リアルでの委員と分科会担当職員のコミュニケーションの重要性を再確認しました。

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