三鷹市民謡連合会春季民謡大会の開催
三鷹市民謡連合会の春季民謡大会に相談役として参加し、開会時に若瀬進一会長はじめ会員の皆様と『三鷹民謡連合会歌』を合唱しました。
戸塚秀世常任相談役は大会の挨拶の中で、ちょうどこの日の朝のニュースで、俳優の役所広司さんが、、「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督、日本公開未定)での演技が評価されて、カンヌ映画祭で最優秀主演男優賞を受賞したことに触れて、実は40年以上前に役所さんに尺八を指導した経験を紹介されました。
当時、区役所で働いていた役所さんは、戸塚さんの尺八の師匠のところへ数本の手作りの尺八を持って訪れたそうです。
そして、師匠は戸塚さんに役所さんの指導を依頼したそうです。
ところが、まもなく仲代達矢さん・宮崎恭子さん主宰の無名塾を受験して多数の応募者から選抜された役所さんが塾生に合格して住み込みで修行することになり、半年くらいで尺八のお稽古は終了したそうです。
戸塚さんはご本人から役所に勤めていたので芸名が役所になったと聞いた時のことを懐かしそうに語ってくれました。
戸塚さんも嬉しそうでしたが、このお話を聞いた会場の皆様の心は和みました。戸塚さんのお話を通して、今では国際的な俳優として大いに活躍されている役所広司さんが、尺八や民謡とご縁があることを知った皆様には、人のご縁の機微がもたらす微笑があふれたように見えました。