小学校2年生に読み聞かせのボランティアをしました
スクールサポーターをしている鷹南学園三鷹市立東台小学校2年生のあるクラスで、今年度は初めてとなる、始業前の絵本の読み聞かせをしました。
『わがままいもうと』
文:ねじめ正一 絵:村上康成
主人公は最初はバニラアイスが食べたいという病気の妹がかわいくて、お小遣いでバニラアイスを買ってきたら、ストロベリーアイスクリームがいいと言われてしまいました。
そこで、バニラアイスを食べながらストロベリーモナカアイスを買って帰ると、ただのストロベリーアイスがいいと言われて、そのアイスを食べながら買い直しに行って帰ると、今度はプリンがいいと言われ、そのうち冷たいものを食べ過ぎて、おなかが「ぐるぐるごろごろげりげりがまん」の状態になって、急いで帰宅して「ぎりぎり間に合う」ものの、結局、妹は「バニラが食べたい」というお話です。
児童のみなさんは、病気でどんどんわがままになって行く妹のために買い物に東奔西走する主人公のお兄ちゃんの気持ちになって、集中して話を聴いてくれました。
そして、「ぎりぎり間に合った」ときには、ほっとしてため息が漏れました。
こどもたちに聴いてみると、「わがままいもうと」がいる人も数人いましたが、自分自身が「わがままいもうと」のようだと手を挙げた男の子たちもいました。
『いちにちどうぶつ』
作:福部明浩 絵:川嶋ななえ
主人公が動物図鑑を見ながら、「いちにちどうぶつ」になったつもりで、たとえばキリンが立って眠ることなど、動物の生態の特徴を知って行く内容です。
これも、こどもたちが「いちにちどうぶつ」になりきって聴いてくれました。
中には1年生の時にも私の読み聞かせを聴いてくれたこどもたちもいますが、2年生になって集中力が大いに増しているように感じました。
帰りがけに「2冊とも面白かったよ、ありがとう」と言ってくれる声が聞こえて、とてもとても嬉しい気持ちで学校を後にしました。