明治神宮外苑のイチョウ並木を訪ねました
4年前に逝去した亡母が生まれたちょうど100年前の大正12(1923)年には関東大震災が発生しました。
そして、その同じ年に植栽されたのが、明治神宮外苑のイチョウ並木です。
私は5月の連休のある日、生誕100年を迎えた母に会うような気持ちで、久しぶりに四並列の大木の並木を訪ねました。
この並木のイチョウの木は、折下吉延博士が、新宿御苑の在来種から優れた種を選んで10年余り育てて、その中の優れた木を選んでこの珍しい四並列の並木を造成したとのことが、並木の入り口に掲示されています。
また、並木のイチョウの木には、東京都建設局が管理しているとの表示があります。
神宮外苑のイチョウ並木は、青山通りから絵画館を望む、美しい並木であることから、映画やテレビドラマの舞台に多く登場しています。
もちろん、実際に、多くの人々の人生の物語の舞台にもなっていることでしょう。
特に秋の黄葉は有名です。
私は今回の訪問で、道の脇に置かれているベンチに腰を下ろして、ゆったりとしたひと時を過ごす中で、黄葉と同じくらいに、5月の新緑の青葉の魅力に圧倒されました。