東京都庁を訪問し、佐藤智秀福祉局長と対話しました
東京都福祉保健局が7月1日から福祉局と保健医療局に再編され、先日、福祉保健局長から福祉局長に就任された佐藤智秀局長からぜひ対話の時をとご連絡をいただき、久しぶりに東京都庁を訪問しました。
佐藤局長は、かつて都内の市区町村との連携を担当する総務局行政部長をされていたので、三鷹市長在任中に交流をいただきました。
しかも、都立三鷹高校(現在の都立三鷹中等教育学校)の卒業生ですので、青春を過ごした地域としての三鷹市への愛着を強く持たれています。
加えて、この間、新型コロナウィルス感染症対策を担当されてきたことから、三鷹市内にある杏林大学医学部高度救命救急センター長の山口芳裕教授はじめ先生方と連携されてきたそうです。
そうしたご縁がある佐藤局長と幅広い話題で対話をするとともに、福祉局はこども家庭福祉の分野を所管しており、私がこども家庭庁参与を務めているということで、西尾子供・子育て支援部長、吉川企画課長も加わって最新のこども家庭庁の取組み等を説明し対話しました。
東京都は日本の中で最も人口が多い広域自治体であり、少子化が進んでいることを深刻に受け止めています。
佐藤局長は、「この度福祉と医療保健の局は分かれましたが、こども家庭に関する分野は、母子保健、生育医療、障がい児支援をはじめとして福祉と医療が密接に連関します。そこで、引き続き2つの局は物理的にも近くに置かれて、こどもや子育て世代の支援のために有意義な【ヨコ連携】を確保していきます。もちろん、国のこども家庭庁にも都庁から職員を輩出していますし、しっかりと【こどもまんなか】の連携をしていきたいと思います」」と笑顔で前向きに語ります。
福祉局のオフィスを見渡すと、都庁内でも働き方改革の最前線の環境整備が進められている様子で、執務スペースのデジタル化とフリーアドレス化によって、文書量が少なく、職員同士が対話型で職務を進めることが可能なレイアウトになっています。そこで、確かに、他の部署との連携が、オンラインでも対面でも進みやすい職場環境であることから、佐藤局長の【ヨコ連携】による推進力の展望についても、大いに信頼できる確証をえることができました。
佐藤局長らとの対話は短時間ではありましたが、基礎自治体である三鷹市長としての経験とこれまでの都との連携のご縁を踏まえて、改めて現在は【こども家庭庁参与】として、1千万人の住民を擁す東京都という広域自治体と国の取組み、そして市区町村の取組みとをつなぐキズナづくりへの貢献を果たしていきたいとの思いを強くしました。