香川県丸亀市川西地区自主防災会の岩﨑正朔会長と対話しました
3月11日に東日本大震災から12年を迎えました。
先日、香川県丸亀市川西地区自主防災会の岩﨑正朔会長とお目にかかり、これまでの幅広い自主防災組織の活動についてお話をお聞きするとともに、先年20年間の取組みをまとめた『自主防災活動20年のあゆみ』をいただきました。
川西地区自主防災会 が2001年に発足後、まずは地元企業・団体との協働により備蓄環境の整備や重機を使った救出救護や消火訓練・AEDの活用法訓練をしたり、小学校・中学校・高校や大学での研修を行ったり、当初は消防関係者の支援を得て実施していた総合防災訓練を、今では自立的に行っているそうです。
そうした経過において、香川県や丸亀市の危機管理部門や大学関係者との協働により、ひたすら地道に、愚直に、研修に励んでこられたそうです。
さらに、石巻市、陸前高田市、気仙沼市など東日本大震災の被災地をはじめとして、熊本市の震災被災支援や西日本豪雨被災地の岡山県真備町での住宅への支援活動などを実践されています。
このように、川西地区自主防災会は、自主防災組織といっても地域内にとどまるのではなく、地域外へも視野を広げ、活動を広げています。
自主防災組織の活動の「自主」という意義を、狭い意味での地域コミュニティに閉じないで、市の範囲、県の範囲の連携・協働とネットワークに広げて、さらには遠い被災地にも広げていることに感銘を受けました。
岩﨑さんご自身も、丸亀市の連合自治会会長及び自主防災会等連絡協議会の会長を務めているとともに、県レベルの「かがわ自主ぼう連絡協議会」及び「香川県防災会議」の委員を務められています。
岩﨑さんから、視野が広がる多くの学びをいただきました。
東日本大震災発生のこの日、改めて亡くなられた皆様を追悼し、被災された皆様をお見舞いし、精神的な面を含めた真の復興を心からお祈りいたします。