三鷹市「第32回国際交流フェスティバル」に参加しました
9月24日(日)晴天の下で都立井の頭恩賜公園西園競技場、文化交流広場及び野球場周辺で開かれた「第32回三鷹国際交流フェスティバル」を訪問しました。
万助橋の方から西園競技場に入ると周囲には世界各国の料理のキッチンカーやブースが並んで、用意されたテーブルと椅子で、家族連れや友達同士が思い思いの外国料理で昼食をとっていました。
その場所を抜けると主催のNPO法人三鷹国際交流協会(愛称MISHOP)の副理事長で、杏林大学大学院国際協力研究科長・外国語学部長の坂本ロビンさんの姿が見えました。
坂本さんは、協会の皆さまが開いている「MISHOPステーション」を案内されていたのです。この場所は、協会の日ごろの活動紹介をするだけでなく、いろいろな国の方々と交流する「MISHOPラウンジ」という場を提供されており、多くの方々が談笑されていました。
その先を行くと、ステージではちょうどウクライナの民謡と舞踊が展開されていました。
「お母さんに叱られた」と題する歌のコーラスや、コサックダンス、「こうのとり」という踊りを踊っていました。
木陰のベンチに座って鑑賞している参加者の皆様とご一緒に大きな拍手を送りました。
正午から、ステージで三鷹国際交流協会の松田剛明理事長による主催者挨拶がありました。松田理事長は、私が客員教授を務めている杏林学園杏林大学の理事長で、救急医学の教授ででもあります。
松田理事長は、「未だ新型コロナ感染症の感染者は減らない中ですが、感染症の専門家と相談して開催を決めたこと、感染症、ウクライナとロシアの問題、温暖化の問題など世界で不安定な課題が多い中だからこそ、この事業は世界の広さ、多様性を知り、交流する機会として生かしていただきたい」と挨拶されました。
主催者挨拶の後、少し汗ばむほどの好天に恵まれる中、松田理事長と他の市民ボランティアの皆さま方を交えて対話の時間にも恵まれました。
その後、コミュニティーゾーンを行くと、三鷹警察署防犯協会のブースでは、市民ボランティアの皆様とともに、三鷹警察署地域課ふれあいポリスの神津和仁警部補が出迎えてくれました。
神津さんとは、三鷹市長在任中に市長とふれあいポリスとご一緒に特殊詐欺撲滅に向けて連携したり、犯罪被害者の支援について連携しご縁があります。
私がボランティアをしている地域ケアネットワークの取組みでも、警察署の生活安全課を中心に、地域の人々の安全安心のために情報共有しています。今後も、ふれあいポリスとも連携していきましょうと語り合いました。
そのお隣は日赤奉仕団のブースです。中館委員長とは先週の敬老のつどいでもお目にかかりましたので、「お互いに毎週お疲れ様!」と笑顔で顔を見合わせました。
私は1980年代後半に三鷹市内のルーテル学院大学の教員在職中に、三鷹まちづくり研究所の研究員として、三鷹市に対して「国際交流協会」を設立する必要があるとの提案を含む報告書を提出しました。その提案を受けて、三鷹市では当時の国際基督教大学の学長を理事長に依頼し、ルーテル学院大学のアメリカ人の教員やアジアアフリカ文化財団の理事長、三鷹青年会議所の理事長等に理事を依頼するなどして、現在の国際交流協会の前身の組織を設立しました。
そこで、設立後まもなく開始した「国際交流フェスティバル」は、市内の大学等はじめ、三鷹青年会議所の現メンバーに加えて歴代メンバーがボランティアとして運営に携わっています。
都立井の頭公園西園で、今年も人と人との交流を基礎にした平和をめざすフェスティバルが開かれたことの意義は大きいと思います。