社会福祉法人にじの会の「にじアートまつり」を訪問しました
10月13日(金)午後、社会福祉法人にじの会が運営する「にじアート」(三鷹市新川4丁目)で、コロナ禍のために4年ぶりに開催された「第4回にじアートまつり」を訪問しました。
にじアートの皆様は、私が副代表をつとめている「地域ケアネットワーク新川中原(ケアネットしんなか)」のメンバーであり、私が担当しているサポート分科会の活動に参加していただいています。
私も以前はにじの会の本部の三鷹市大沢の施設公開やお祭りには毎年のように参加していました。
けれども、コロナ禍の感染症対策の必要から、にじの会だけでなく障がい者施設は以前は行っていた公開事業を抑制されていましたので、にじアートを訪問するのは初めてでした。
にじの会は1995年の国際障害者年に調布養護学校の保護者と教員有志で結成された障がい者支援の取組で、2001年に社会福祉法人の認可を受けられています。
障害のある人が「住み慣れた地域の中で生活の場と日中の場を確保する事」を第一の目標に、2003年に最初の施設「大沢にじの里・未来工房にじ」を開所され、2006年に「ケアホームにじ」、2007年に「ワークショップハーモニー」が開所されました。
続いて、2010年に「にじアート」、2012年に「ケアホームにじの森」及びイタリアンレストラン「ハーモニーガーデン」を開設されました。
さらに、2015年には「グループホームにじの空」を開設されています。
にじの会の皆様は、公認会計士でもある石崎理事長の専門性を生かしたパワフルなリーダーシップと、夫人で音楽家である石崎茂子理事の才能を生かされると共に、歴代の役員・職員の皆様のご活躍で、まさに支援する障がい者の年齢の上昇とニーズの多様化に応えるように、施設入所支援事業・生活介護事業・就労継続支援事業A型・就労支援事業B型・共同生活援助事業・放課後等デイサービス・相談支援事業というように、幅広い事業を展開されています。
今回訪問したにじアートは、東日本大震災が発災した平成23(2011)年4月1日に事業を開始された「放課後等デイサービス」の施設で、障がい児一人ひとりの発達を促し、将来の自立と社会参加に繋がる支援を行なうことを目的としています。
小学校1年生から高等学校3年生(調布特別支援学校・府中けやきの森学園)までの生徒を対象に月曜日から金曜日(祝日・年末年始・ゴールデンウィーク・夏休み除く)の16時~18時に、年齢層や障害特性等にあった課題や活動(運動・音楽・身辺自立・学習・療育・集団・屋外等々)を提供しています。定員は10名とのことです。
また、利用者が地域において自立した日常生活又は社会生活を営むことが出来るよう、保健、医療、福祉、就労支援、教育等の関係機関と緊密な連携を図りつつ、障がい者(児)本人の意向、適正、障がい特性、その他の事情に応じ、適切かつ効果的なサービス利用に繋がる相談支援事業も実施しています。
この相談事業こそ、行政だけでなく、社会福祉法人などの民間の対象者に寄り添う取組みが効果的です。
にじアートの皆様は、「指定特定相談支援事業所」「指定障害児相談支援事業所」として、利用者の心身状況、環境等を把握したうえで適切な福祉サービスが効果的且つ効率的に提供されるよう配慮し、サービス等利用計画を作成するとともに、作成したサービス等利用計画の実施状況や状況把握のため、継続的な評価(モニタリング)を実施しているとのことです。
「第4回にじアートまつり」に伺うと、石崎優仁理事長と石崎茂子理事が歓迎してくださいましたので、大変にお久しぶりに対話できました。
美術体験コーナーで、型抜き塗り絵や点描画の作成が行われていました。これまでの作品は壁にいっぱい飾られていて、それぞれの作品には美しい個性があらわれています。ボッチャの体験コーナーや音楽の演奏もありました。
そして、いつもしんなかコミセンにパンを販売に来てくださっている清水さんとスタッフの方が即売もされていましたので、隔月でケアネットしんなかのサロンの日にパン等の販売に来てくださっていることにお礼を申すことができました。
日頃のご協力に感謝を込めて、私は中身はチョコレートの「あんぱんまん」のパンやアンパン、塩パンなどを買いました。
また、ケアネットしんなか担当の統括主任の時田さんにもお会いできましたので、今後引き続きのご参加をお願いしました。
にじアートまつりを通して、「アートの秋」の到来を感じました。