三鷹市三学園開園10周年記念式典に参加しました。
- 2019/11/16
- 三鷹市
- 三鷹市公会堂, コミュニティ・スクール, 小中一貫教育
三鷹市公会堂光のホールで開催されたコミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育を進める三鷹の森学園・三鷹中央学園・鷹南学園の三学園開園 10周年記念式典に参加しました。
三鷹の森学園の宮城洋之学園長は、三学園の学園長を代表して
「この 10年間、子どもたちを中心にして、保護者・地域・教員・行政の協働により、コミュニティスクールと小中一貫教育の在り方を目指して、価値創造してきた経過をしっかりと継承し、新学習指導要領が施行されようとしている今、未来を切り拓く力を持つ15歳の姿に責任を果たす9年間の教育を、地域と共に進めて行きたい」
と決意を語りました。
記念式典の中で、三学園の児童生徒が「10周年児童・生徒宣言」をしました。
中学校三校の生徒代表と小学校六校の児童代表が、心を合わせ、声を合わせて、「それぞれの学園活動に参画し、見守ってくださる地域の皆様への感謝と共に、自分たちも地域で役立つ人になりたい、自分で責任を取れる15歳になりたい」と力強く決意表明をしました。
式典の後は、児童生徒やコミュニティ・スクール委員会会長、教員による三学園の活動発表を傾聴しました。
三鷹の森学園コミュニティ・スクール委員会の渕辺会長は、「地域で支えられた子どもたちが、今度は地域に役立っていく」という循環を提示しました。
三鷹中央学園の師橋さんらは、地域安全マップづくりや地域ぐるみの防災学習によって、子どもたちが自助と共助の地域安全力を醸成していく実践を紹介しました。
三鷹市三学園の活動発表で、鷹南学園の大場学園長、コミュニティ・スクール委員会の中村会長は、
「開園当初からのキーワー ドは児童生徒の生命を育む『信頼』、未来に向けたキーワードは『多世代』と『当事者意識』」
と紹介し、最後に10周年記念マスコットキャラクターにタカミンが決定しと発表されました。
三学園開園10周年記念講演では、文部科学省CSマイスターの安齋宏之さんと、みたかSCサポートネット共同代表の四柳千夏子さんが対談しました。
安齋さんは三学園10周年記念式典で、児童生徒が地域貢献をしていきたいと宣言したことを評価しました。
四柳さんは、三鷹市の強みを、地域のPTA・青少年対策地区委員会・交通安全対策地区委員会など、多様な団体のネットワークがあることと指摘しました。
安齋さんは「コミュニティ・スクール は大人の学びの場で、三鷹市はスクール・コミュニティでも先駆を目指してほしい」と話しました。
四柳さんは「今後も子どもを中心において、保護者、地域、学校、行政の協働を推進しましょう」とまとめました。