東京消防庁の門倉救急部長が激励に駆けつけられた「令和6年三鷹市消防団出初式」とその後の交流会に参加しました
三鷹市立第一中学校校庭で開催の「令和6年三鷹市消防団出初式」に応援に伺いました。
開式前に、能登半島地震の犠牲者に黙祷を捧げました。
出初式は、臼井正勝団長、髙橋展之副団長、高橋智之副団長、竹内康浩副団長以下151名の団員が参加して、風は少し強めでしたが、比較的暖かい日和の中、服装並びに機械器具点検、消防ポンプ車分列行進、手広めによる基本消防操法演技、三鷹市東部住区防災連合会及び東京消防庁災害時支援ボランティアの皆様との一斎放水演技及び三鷹消防署のはしご車演技が、凛々しく、円滑に行われました。
連雀学園三鷹市立第一中学校吹奏楽部の生徒の皆さんが、団員の入場行進から、随所に素晴らしい演奏で盛り上げてくださると共に、三鷹市消防少年団による規律演技、三鷹女性防災リーダーの会による消火演技、北多摩睦消防組による木遣行進が、地域の多世代の防災力の強みを感じさせます。
私にとって大変感激であったのは、吉田消防総監代理として激励に駆けつけてくださったのが、東京消防庁救急部長(消防司監)の門倉徹さんであったことです。門倉さんは2004年から5年度にかけて三鷹消防署で警防課長をされていた方です。
しかも、私が三鷹市長在任中、麻布消防署長をされていた時に私は近くに出向いた折に署長室を訪問したことがあるのです。
この日、門倉部長は三鷹市消防団に消防総監による「優良消防団表彰」を伝達してくださいました。
その竿頭綬を付けた団旗の前で、門倉部長、高橋公之三鷹消防署長と記念撮影をしました。
出初式では、挨拶をされたどなたも能登半島地震に触れていらっしゃいましたが、私は臼井団長の挨拶の中に、特に印象に残った言葉があります。
それは、「三鷹市消防団の心は、被災地で支援をしている関係者と共にあることを申し上げたい。」という被災地に寄り添う心、そして「三鷹市消防団は、地域の中核を担う防火防災のリーダーとして今後も努力していく」という決意の言葉です。
出初式終了後に、1時間足らずの短時間ではありましたが、コロナ禍を経て4年ぶりに交流会が開かれました。
私は、せっかくですので皆さんと記念写真を撮りましょうと提案をして、10個分団の分団長、元消防団長の先輩も加わって、全員ではありませんが写真を撮りました。
出初式で、号令、装備の点検、消防操法、一斉放水等の指揮を担当した髙橋展之副団長、高橋智之副団長、竹内康浩副団長の3名の副団長も、団員とともに制服を脱いで参加の交流会では、それぞれの責任を果たしてほっとした笑顔です。
出初式の表彰では、勤続20年の団員が13名、10年勤続表彰が21名いました。
長年にわたり、消防団員として活躍されている皆様、支えてくださっているご家族や職場の皆様に改めて深い敬意を表します。
私が三鷹市長在任中は欠員がほとんどなかったと記憶しているのですが、現在の分団長の任期は3月までですが、残念ながら欠員のある分団もあるとのことです。
私は、これまで出会った長年消防団員として活躍されている団員の心に残る次のような声を思い出しています。
○災害多発時代にあって、「自分たちのまちは自分たちで守る」ことに貢献できることは誇りです。
○消防団活動を通じて出会った地域の仲間との交流は、訓練や現場の苦労を共にした本当に有意義なもので、学校や職場とは別のもう一つのかけがえのない友情です。
○まずは自分の家族やこどもたちが安全で安心して住めるために、家族が住む地域全体の防火防災は大切な取組みと実感しています。
○消防団では、他の場では得られなかった責任があり緊張する反面、やり遂げた時のやりがいは大きいです。
○消防団活動をしている時に、特に地域のこどもたちや高齢者に「ありがとう」と言われると、こちらの方こそありがたいほど嬉しいです。
今年の出初式にも、多くのこどもたち、家族連れを含む市民の皆様が応援に駆けつけてくれていました。
その中から、未来の消防団員が誕生することが楽しみです。