初孫が10歳の誕生日を迎えました!
2月3日の節分の日は私の初孫で、次女の長女の誕生日です。
今年はちょうど10歳になりました。20歳が成人の時にはいわゆる「ハーフ成人式」と呼ばれていた年齢です。
10年前の2月は寒い日が続いていて、3日の日も雪が降っていました。
無事に生まれたとの連絡を受けて寒気の中、雪を踏み締めて向かった病院で初めて初孫の顔を見て、祖母という立場になって抱かせてもらった時には、ひときわ温かい感激が胸いっぱいに広がったことを鮮明に覚えています。
しかも、退院の日もしんしんと粉雪の降る大雪の中、無事に帰宅した次女に抱かれた赤ちゃんを見て、4世代で同居していた私の亡母は、「慶子の出産が遅かったので、ひ孫の顔は見られないと思ったけれど、90歳を超える長生きをしたおかげさまで、ひ孫に出会えて幸せよ」と頬を赤くしていました。
私は長女が小学校5年生、次女が小学校1年生の時から、いわゆるシングルマザーとして働きながら2人の娘を育ててきたことから、小売の酒屋を経営する私の両親には、お店をしながらも子育てを大いに助けてもらいました。
特に、母は助産師として開業していた経験があったことから、乳幼児の頃の育児の迷いなどにも相談にのってもらったり、日常的には家事育児の役割分担をしてもらったりして、大いに助けてもらいました。
そこで、母にとっては、ずっと育ててきた孫が母親になって産んだひ孫に出会えたことは、一層の喜びであったのだと思います。
あれから10年、小学校4年生の孫娘とは、原則として毎週金曜日には一緒に寝ることになっています。
そこで、2日には9歳最後の夜を一緒に過ごして、3日の朝には私が1番早く「10歳のお誕生日おめでとう 」と祝福することができました。
21年前には大学教員だった私が、思いがけず市長を務めることになった時、長女は大学受験を無事に乗り越えていましたが、次女はまだ中学生でした。
2人の娘には、母親の仕事が大きく変わったことで、それなりの気遣いや苦労をさせたと思います。
けれども、それを取り越し苦労と感じさせるかのように、それぞれが良き配偶者とこどもに恵まれていることは本当にありがたいことです。
しかも、次女の家族とは同居できていることはかけがえのない幸せであると思います。
これまで孫娘とは、それぞれの経験の話だけでなく、お互いに気になるテレビのドラマ、クイズ、お笑いや音楽の話などの会話が弾んでいます。^_^
気がつけば、昭和と平成、1950年代生まれと2010年代生まれの二人が、年齢差など簡単に乗り越えて、対話し相互に信頼できています。
家族は人間の「居場所」の大切な1つですが、今では全国で「単身世帯」が4割と世帯の類型の中で1番多い比率を占めているのが現状です。
そうした中、私は単身ではなく、「3世代同居」であることのありがたさを、節分の日に10代、ティーンネージャーになった孫娘の成長の素晴らしさと、彼女を祝福する家族の笑顔と共に、しみじみと痛感しています。